平安美人は現代ではただのブス…は嘘だった！？顔の特徴・現代と比較画像も

おちょぼ口は、上品でかわいらしく慎み深い印象を受けます。雅な平安貴族は、上品に見せることを重んじていたためおちょぼ口が美人とされていました。さらに、平安貴族の間では、口を小さく見せるためにお歯黒が流行しています。

現代も美白を求める女性は多いです。平安美人は、白い肌に黒い髪、赤い口紅といったメリハリの効いた顔だと考えられています。平安時代の女性貴族は、高価なおしろいを塗りたくっていました。ガラス窓や電気がない時代なので室内はかなり暗く、白い肌でも違和感がないくらいであったとされています。

引き眉というのは、自然に生えている眉毛をすべて剃って、理想的な眉を墨で描いたものです。現代でも眉毛はメイクのポイントです。平安貴族は、子どもはそのままの眉毛ですが、大人になると引き眉をする文化がありました。

平安美人も若々しい顔が美人の条件だったとされています。年とともに衰えていく肌や髪を隠すように、おしろいを厚塗りしたり、ウィッグのようなものを使っていたともされています。

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百人一首の札などに描かれている平安美人を見ると、ぽっちゃりしたシルエットが多いです。ところが実際の平安貴族は、重い十二単を着ていたため、スリムで筋肉質であったと考えられています。ぽっちゃりした体型では、10kg以上もする着物を着てはいられません。

一般的な平安美人の絵をみると、ぽっちゃりした女性が多いですよね。実は、ぽっちゃりした体型が美人というのは中国の流行を反映した結果であると考えられています。当時の美人の基準を無視して、絵画の世界だけで、ぽっちゃり美人が浸透していったとされています。