妊婦の豆乳はNG?胎児に影響が?イソフラボンの摂取量に注意!

【医師監修】妊婦は豆乳を飲むとどんな効果があるの?豆乳に含まれるイソフラボンが妊娠中の胎児に影響するの?妊娠中の豆乳の摂取量や妊婦に効果のある成分が含まれているのかなど、妊娠中の豆乳の摂取についてわかりやすくご紹介していきましょう。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 豆乳ってどんな飲み物?
  2. 妊娠中に豆乳を飲むのはNGなの?
  3. 妊娠中の豆乳の飲み方について
  4. 妊婦の豆乳1日の摂取量
  5. イソフラボンの摂りすぎは胎児にどんな影響がある?
  6. 妊婦が牛乳や豆乳を飲む必要性とは?
  7. 妊娠中に必要なものを必要な分だけ摂取しよう!

妊婦はコップ2杯を目安にしよう!

豆乳は1日あたりコップ2杯を目安に飲みましょう。あくまでも目安ですが、食品からだと身体に不必要なものは排出されていきます。飲み過ぎはもちろん、一度に大量に摂取することは避けてください。

妊婦が過剰摂取になるのはどのくらいの摂取量?

基本的に1日のイソフランボンの摂取量は75mg程度が理想とされています(※1)。個人差はありますが、妊娠中は飲み過ぎない程度に摂取しましょう。どのくらい摂取したらいいか悩んだときは、かかりつけの医師に相談するとあなたの身体に合った量を教えてもらえますよ。

妊娠中の豆乳の安全な飲み方

大豆を使用している食品は意外に多いものです。したがって、豆乳の摂取量は守っていたつもりが、普段の食事の中で大豆イソフラボンを摂取すれば飲み過ぎになる場合があります。豆乳を飲む量を控えたから大豆製品を食べても大丈夫、とはいいきれません。豆乳を飲んだ日は大豆製品は控えるなど、うまく調節するとよいでしょう。

イソフラボンの摂りすぎは胎児にどんな影響がある?

妊娠中にイソフラボンを摂取し過ぎてしまうと、ホルモンバランスが乱れてしまいます。結果、胎児の発育に影響したり、胎児がアレルギーを発症したり、ということもまれにあるようです。

豆乳を摂取したら必ずしも影響が出るとは限りません。しかし、農林水産省の食品安全委員会が行った実験では、大豆イソフラボンによる遺伝子への影響も認められました。したがって、摂取量を把握して摂ることをおすすめします(※2)。

出典:https://www.pinterest.jp/pin/801429696175132635/

今ではたくさんの食料品にも豆乳は使われており、豆乳が含まれていることを知らずに食べてしまうこともあるかもしれません。そんな時は、原材料をみて豆乳がどれくらい入っているかを確認してください。飲んだり、食べたりする前に確認する癖をつけるといいでしょう。

妊婦が牛乳や豆乳を飲む必要性とは?

妊娠中は豆乳の飲み過ぎには注意が必要ですが、妊婦には嬉しい効果がたくさんあるのも事実です。今では豆乳を使った食品や飲み物がたくさんあります。妊婦には豆乳が必要なのか、ご紹介しましょう。

妊婦が牛乳や豆乳を飲む必要性【カルシウムが豊富】

牛乳には動物性のタンパク質が主な成分で、カルシウムの働きを助けるリンも多く含まれています。一方の豆乳は、植物性のタンパク質が主な成分です。どちらもカルシウムは含まれているため、それぞれバランスよく摂取するように心がけ、上手に妊婦生活にカルシウムを取り入れていきましょう。

リエ先生

産婦人科医

豆乳や牛乳には妊娠中に必要なカルシウムが豊富に含まれています。飲み過ぎなければ悪影響はないため、妊娠中のリフレッシュに楽しみましょう。

妊婦が牛乳や豆乳を飲む必要性【妊婦は食品から摂取るのがベスト】