妊娠超初期の性行為の注意点!流産や胎児への影響はある?
【医師監修】ママもパパも妊娠超初期は性行為をしても大丈夫かと不安になりますよね。でも、性行為は夫婦のコミュニケーションのひとつ。できればお互いのスキンシップの為にも仲良ししたいですよね。妊娠超初期に流産や胎児に影響はあるのか、性行為をするときの注意点をご紹介します。
妊娠超初期の体の状態は?
妊娠が成立してすぐの頃は「妊娠超初期」と呼ばれる状態です。妊娠中は体も心も大きく変化をしていきますが、この頃のママの体は変化が始まったばかり。それに伴い体の変化や感情の変化に自分でも戸惑ってしまうことも…。今回は、妊娠初期の体の状態など詳しくご紹介します。
妊娠超初期とは
妊娠超初期とはどのような状態でしょうか。妊娠超初期は妊娠0週目から4週目ごろまでを指し、病院で妊娠が確定するまでの超初期の段階のことです。妊娠0週目は最終月経開始日なので実際にはまだ妊娠していません。妊娠3週目ごろ着床し妊娠が成立します。
このころに妊娠に気づく人は少ないのでパートナーと普通に仲良ししているカップルも多いでしょう。しかし、着床後すぐにつわりを感じる人も。着床出血という症状が出る場合もあり、妊娠超初期とはいえ体の変化は始まっています。
(妊娠超初期や着床出血については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠超初期の体の変化
妊娠超初期に起こる体の変化は様々です。着床が完了すると卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が活発になり、そのため体にも様々な変化が現れます。主な症状は熱っぽい、だるいなど風邪と似たような症状です。また「着床出血」という着床時におこる出血が見られる人もいますが、この出血は流産の原因などではないので安心してください。
一方、お腹の中の赤ちゃんはまだ細胞分裂中で人の形にはなっていません。このころの赤ちゃんは「胎芽」と呼ばれ、人の形になるためにすさまじいスピードで細胞分裂と器官形成を行っています。
(妊娠初期の胎児については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠超初期に性行為をしてもよい?
妊娠超初期や妊娠中の性行為は基本的に問題ありません。しかし、セックス中に女性がオーガズムを感じると子宮が収縮します。子宮の収縮は流産のリスクがあるのではと心配になるかもしれませんが、基本的にセックスでオーガズムを迎え子宮収縮がおきても妊娠に悪影響を起こすことはありません。
しかし、短時間に何度も性行為をし子宮を収縮させるのはおすすめできません。妊娠中でも特に妊娠超初期のころは体にも様々な変化が起き始め、つわりによる吐き気やだるさなど体調がすぐれないこともあります。そんな時は無理にセックスせずにパートナーに体調の相談をしましょう。
また、妊娠中はホルモンバランスの影響で膣が濡れにくくなることがあります。そのため、妊娠中のセックスでは痛みを感じてしまうことも。痛みを我慢すると膣が擦れて傷がついてしまうことがあります。妊娠中に濡れにくくなることはよくあることです。痛みを感じたときは言い出しにくいと考えず、素直にパートナーに相談しましょう。
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