妊婦は腹筋運動がおすすめ!妊娠中の正しいやり方や注意点!【動画あり】

【医師監修】「妊婦の適度な運動は良いと聞くけど、どうして腹筋なの?」と疑問に思いますよね。妊婦が特に気にするのは、やっぱりお腹周り。しかし、腹筋運動とは言っても一般的な上体起こしではありません。ここでは妊娠中の正しい腹筋運動の鍛え方や注意点をご紹介します。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊婦の腹筋はどうなるの?
  2. どうして腹筋運動が妊婦におすすめなの?
  3. 妊婦が腹筋運動をする際に注意すること
  4. 妊婦におすすめの腹筋運動の正しいやり方
  5. 産後におすすめの腹筋運動の正しいやり方
  6. 腹筋と一緒に鍛えておきたい骨盤底筋群
  7. 妊婦におすすめの骨盤底筋群の正しい鍛え方
  8. 無理のない範囲で鍛えましょう

お腹のたるみを引き締める腹筋運動

産後に運動を始めるタイミングとしては、産後すぐではなく2ヶ月から3ヶ月後を目安に始めましょう。自然とお腹のたるみが解消されることはありません。コツコツと運動する時間をとって習慣にしましょう。

(産後すぐの運動ついては以下の記事も参考にしてみてください)

【動画で解説】産後のおすすめの運動は?コツや注意点!体験談も

腹筋と一緒に鍛えておきたい骨盤底筋群

妊婦が腹筋を鍛える際に一緒に鍛えておきたい筋肉があります。それは骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)というものです。骨盤底筋群というとあまり聞き慣れない言葉ですよね。しかし、とても重要な役割を果たしているのでご紹介します。

骨盤底筋群はどんな役割をしているの?

骨盤底筋群とは内臓を支えているハンモックのような筋肉のことです。子宮を支える役割も担っています。日常生活ではあまり使わなくなってきている筋肉なので、若い方でも弱っている場合があります。

妊娠中はお腹が大きくなるにつれて内臓が下がってくることで骨盤底筋が緩んできます。それが産後の尿漏れの原因となります。また、高齢になるにつれ子宮が出てきてしまう子宮脱(しきゅうだつ)を起こす可能性もあるため骨盤底筋群を鍛えることは必要だといえますね。

なぜ骨盤底筋群を鍛えるの?

骨盤底筋を鍛えることは妊娠時のみならず、尿漏れや便漏れ予防になります。普段鍛えられることが少なくなっている筋肉なので、この際に鍛え方を学びトレーニングに取り入れてみましょう。

増田陽子

内科医

骨盤底筋群を鍛えると、腰回りの筋肉も同時に鍛えられますので、ウェスト周りや下腹部にも効果があります。

妊婦におすすめの骨盤底筋群の正しい鍛え方

骨盤底筋群の役割を理解したところで、動画を交えた具体的な筋トレの方法についてご紹介します。妊娠時でなくとも普段からやっていて効果のある筋トレのやり方なので、ぜひ参考にしてみてください。

すべり台のポーズ

すべり台のポーズは骨盤底筋を鍛えることで、尿漏れ予防にもなる鍛え方です。