妊娠7週目はつわりがすごい?出血や腹痛は?流産の可能性について

【医師監修】妊娠7週目はエコーで胎児を確認できる時期です。心拍も聞こえます。新米ママにとってはさまざまな変化を経験する時期なのです。妊娠7週目のつわりとその対処法、出血、腹痛、注意点、流産の可能性などについて、先輩ママの体験談やドクターの指摘を基に説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠7週目はどんな時期?
  2. 妊娠7週目はつわりがひどい?
  3. 妊娠7週目のつわりへの対処法
  4. 妊娠悪阻とは?
  5. 妊娠7週目のその他の体の変化
  6. 妊娠7週目の出血
  7. 妊娠7週目の腹痛
  8. 妊娠7週目の流産の可能性
  9. 妊娠7週目の注意点
  10. マタニティライフの始まりです

妊娠7週目はどんな時期?

妊娠7週目は、妊娠2カ月と4週間目です。この時期は初診を終えて、妊娠の喜びを感じる一方、これから始まる妊娠生活に不安を感じるママも多いのではないでしょうか。この時期はエコーで赤ちゃんの心拍も確認できる頃ですが、ママのつわりがひどくなってくるのもこの時期の特徴です。ホルモンバランスの変化でママは精神的にも不安定になりがちです。

(妊娠8週目前後については以下の記事も参考にしてください)

【医師監修】妊娠6週目には出血や腹痛はあるの?心拍は確認できる?

妊娠7週目はつわりがひどい?

妊娠7週目は、ママのつわりの症状がひどくなってくる時期です。どうしてこの時期のつわりはひどくなってしまうのでしょうか。つわりの起こるメカニズムとこの時期のつわりの代表的な症状をみていきましょう。

妊娠7週目はつわりがすごい?【つわりが起こる理由】

そもそもつわりが起こる理由とは。それは妊娠hCGホルモンの影響といわれており、他にもママのアレルギー反応、母体が酸性に変わるからなどの説があります。

つわりの原因がはっきりしない背景には、つわりには個人差があるということがあります。つわりは妊婦全員が経験するわけではなく、全くつわりを経験しないママもいるのです。つわりが全くないからと言って、妊娠に問題があるわけではなく、まだまだ妊娠のメカニズムはなぞに包まれているのです。

妊娠7週目はつわりがすごい?【妊娠7週目のつわりの主な症状】

妊娠7週目のつわりの主な症状は次の通りです。


●吐き気、嘔吐
●胃痛、胃もたれ
●食べづわり
●においが気になる

これらの症状は併せて起こることが多く、たとえば、食べづわりで空腹だと気持ち悪いけれど食べたら吐いてしまう、ご飯の炊けるにおいをかぐと吐き気や胃のムカつきを覚えるなどです。

つわりの程度やつわりの種類などは様々です。他のママと比べて悲観したりせず、マイペースにゆったりと過ごしましょう。

妊娠7週目はつわりがすごい?【妊娠7週目はつわりのピーク?】

妊娠7週目はつわりのピークかもしれません。つわりは早い人では妊娠4週目あたりから経験します。妊娠が進むにつれてどんどん悪化する人も多く、つわりのピークは妊娠7週目あたりから妊娠11週目あたりです。その後、妊娠16週目あたりで安定期に入ります。

初めてのエコー検診を終えて胎児の心拍も確認できる頃ですが、つわりがあまりにひどいとゆっくりと妊娠を喜ぶ余裕がない、なんていうママもいることでしょう。

妊娠7週目あたりでピークを迎えるつわりは、それから妊娠中期に向かって症状が和らいでいくことがほとんどです。つわりは必ずいつか終わります。つわりがひどくても悲観せず、赤ちゃんに会えるまでの体の準備と考えて前向きにとらえましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

つわりの症状は、妊娠時に出てくるhCGというホルモンと関連しているといわれています。 hCGの分泌のピークは妊娠10週ごろなので、つわりのピークも妊娠10週前後、ともいわれます。

(つわりについては以下の記事も参考にしてください)