【縁】を使った名前（女の子・男の子別）｜漢字の意味・字画数&名付けの注意点も！

人間は一人では生きていけません。人との繋がりや助け合いの中で生きていくものです。ですから親としては、自分たちの元に産まれてきた子供に「良いご縁に恵まれますように」と願うのは当然と言えるでしょう。

そんな理由から、『縁』という漢字を含む名前は最近とても人気があります。以前は『縁』を含む名前を名付けることは珍しかったのですが、様々な読み方が出来ることもあり最近は人気になってきたようです。「素晴らしいご縁がありますように」といった意味や、「良い巡り合いがありますように」といった意味をこめて、男女問わずさまざまな名前に使われるようになってきています。

『縁』という字はもともと、物のまわりの部分である「ふち」の意味や「へり」の意味で使われる漢字でした。「縁側」や「額縁」といった言葉は、まさにその意味になります。

また、「つながり」という意味や「絆」といった意味も表す『縁』という漢字ですが、こちらは漢字の成り立ちからこの意味になったと言われています。子供の名前を名付けるときに『縁』という漢字を使う場合は、こちらの意味をイメージしている場合が多いです。

『縁』という漢字は、音読みでは「エン」という読み方に、訓読みでは「ふち」「へり」「よ（る）」「ゆかり」「えにし」といった読み方になります。また、名前に使われるときの読み方である名乗り（人名訓）としては「まさ」「むね」「やす」「ゆか」「よし」「より」といった読み方があります。

もともとは、あまり名前に使われる漢字ではなかったのですが、良い意味を持つ漢字であることから、最近は様々な読み方で名前に使われるようになりました。そのため、中には当て字かのように頑張って読ませる読み方も出てきています。

『縁』という漢字は、へん部分（漢字の左側部分）の意味とつくり部分（漢字の右側部分）の意味が全然違います。

へん部分は「衣」や「布」の意味を持ち、つくり部分は「垂れ下がる」という意味を表すことから、「衣服に着いている飾り」を表すとされ、そこから「つながり」という意味に発展したと言われています。

『縁』という字の字画数は15画になります。字画数が比較的多い字です。

1文字で使うよりも2文字・3文字といったように他の漢字と一緒に使うことが多い漢字ですので、名前を考えるときには他の字と組み合わせた意味や字画数も見て、検討してみてください。

昔はあまり名付けに使われることのなかった『縁』という字ですが、今では「素晴らしいご縁を」といった意味の願いをこめて、いろんな名前の中の1文字として使われる人気の漢字となっています。

女の子の名前や男の子の名前、それぞれ人気のものをランキング形式でご紹介します。読み方と字画数がいくつなのかも合わせて載せますので、赤ちゃんの名前を検討する際に参考にしてみてください。