マニキュア除光液の成分は?エタノール・アルコールなどの割合や危険性も徹底調査!

ネイルを楽しんだ後、マニキュアを落とす時に除光液を使用します。何気に使う除光液の成分について考えたことはありますか?ここでは、マニキュア除光液の成分や〈アセトン〉〈エタノール〉〈アルコール〉〈シンナー〉などの割合や危険性について解説します。

Contents
目次
  1. マニキュア除光液の成分は?危険性は?
  2. 除光液の成分の割合は?
  3. アセトンが危険な理由4選!
  4. 安心安全!ノンアセトンのマニキュア除光液のおすすめを紹介
  5. 100均のマニキュア除光液の成分は?危なくない?
  6. 子供用のマニキュアは大人用と成分が異なる!
  7. マニキュア除光液の代わりに使えるものは?
  8. 除光液が私物に垂れてしまった・飲んでしまった際の【対処法】
  9. マニキュア除光液の成分を理解しよう!

マニキュア除光液の成分は?危険性は?

おしゃれの一環としてネイルを楽しむ方は多いですよね。でも、ネイルをつけると長持ちしたとしても約2週間ほどで剥げてきたり、新しく付け直したり、また、取らなければならないこともあるなど、ネイルオフの必要性があります。

そんな時「除光液」を使用することになりますが、この除光液はどのような成分が配合されているかご存知ですか?除光液と聞くとシンナーの臭いをイメージされる方も多いでしょう。それに、エタノールかと思う方も少なくありません。ここからは、マニキュア除光液の成分やその危険性について解説します。

マニキュア除光液に含まれる成分は?

除光液に含まれる成分は、その臭いから、アルコール成分やエタノールなどが入っていると考える方も少なくありません。除光液にはアルコールやエタノールではなく、主成分となるシンナーの臭いと似た「アセトン」が含まれています。その他にも「トリオクタノイン」「グリセリン」「メトキシケイヒ酸オクチル」「BHT」「香料」「水」などが配合されています。

「香料」と「水」以外について、以下にそれぞれの成分についてみていきましょう。

マニキュア除光液の主成分①アセトン

私たちがネイルオフに使用する除光液には、その主成分として「アセトン」が含まれています。このアセトンは水に溶けないマニキュアや油性のものなどを落とす際に使用する有機化合物として知られています。このアセトンの成分が、ネイルを溶かしてくれることでオフできるのです。

でも、除光液に含まれるアセトンは、マニキュアだけを落としてくれるのなら良いですが、皮膚に必要な油分も取ってしまうので、爪や皮膚が乾燥するトラブルを招く恐れがあります。

そのため、除光液を使用してマニキュアをオフした場合は、そのままの皮膚状態で放置するのではなく、オイルを使用して爪を高保湿することを心掛けてください。また、アセトンの性質上、気化しやすいため、十分に換気を行いながら除光液を使用するようにしましょう。

気化したアセトンはシンナーの臭いがします。これを吸うことで頭痛や気管支炎を引き起こすだけではなく、ひどい場合は意識喪失など健康被害を起こすことが考えられています。だからこそ販売されている除光液は、気化して人体に危険が及ばないよう密着した蓋がなされるものとして販売されています。

マニキュア除光液の成分②トリオクタノイン

「トリオクタノイン」という成分は、化学合成された液状になった成分です。アルコール成分ではありません。本来、化粧品の油性成分で利用されているため、お肌を柔らかくしっとりと保つ働きがあります。そのため、除光液に含まれる成分としては悪影響のない成分となり、爪や肌に保護膜を作る働きをしてくれます。

また、トリオクダノインは、汚れや油分をこすらず自然と浮き上がらせる働きがあるため、ネイルオフの際に使用する除光液の成分として良い働きをしてくれると言えますね。

マニキュア除光液の成分③グリセリン

「グリセリン」は除光液に配合される成分で、アルコール成分ではありません。本来、甘味料のひとつとして食品などでも取り入れられているようです。グリセリンは水分を蓄える働きがあるため、爪周辺のお肌を保湿する効果を発揮してくれる成分です。

マニキュア除光液の成分④メトキシケイヒ酸オクチル

「メトキシケイヒ酸オクチル」はトリオクタノインと同様で、化粧品などに配合される成分で、アルコール成分ではありません。また、このメトキシケイヒ酸オクチルは、植物から採れるケイヒ酸と呼ばれる成分を配合しているため、日焼け止めとしても利用されています。

メトキシケイヒ酸オクチルを使った製品を使用したことによる健康被害の報告はないため、安全な成分が除光液に配合されているということになります。

マニキュア除光液の成分⑤BHT

「BHT」は、「ジブチルヒドロキシトルエン」の略称で、化粧品にも含まれる成分として知られています。働きは酸化防止剤や耐熱性があり、安全に使用できる成分だと言えます。除光液には0.01%〜0.05%配合されています。でも、除光液を使用することによる健康被害の報告はないんですよ。

マニキュア除光液の危険性は?