妊娠後期の胃痛の原因は?病気の可能性も?激痛を和らげる適切な対処法も紹介!
【医師監修】妊娠初期に続いて、妊娠後期でも胃痛に悩まされる妊婦さんは少なくありません。原因は何でしょうか。病気の可能性もあります。受診の目安や激痛を和らげる適切な対処法について、ドクターの助言や先輩ママの体験談を交えて紹介します。妊婦さんは参考にしてください。
十二指腸潰瘍は胃潰瘍に比べ、10~20代の若年層に多い病気です。吐血や血便をともなう胃痛の症状は、胃潰瘍と同じです。しかし、十二指腸潰瘍の場合は空腹時に痛みを感じます。食べ物を食べることで痛みが和らぎます。ストレスなどが原因になることもあるため、十二指腸潰瘍の患者は増加傾向にあるのです。
胃の激痛以外にも吐血や血便、嘔吐などの症状がある場合は病院を受診しましょう。
過敏性腸症候群
胃痛以外に、嘔吐や便秘、下痢などの症状をともなっている場合は過敏性腸症候群の可能性があります。過敏性腸症候群はストレスが主な原因です。妊娠後期になると、大きくなったお腹の影響できちんと睡眠がとれなかったり、出産への不安からストレスを溜め込みやすくなります。痛みがひどい場合は我慢せずに医師に相談するようにしましょう。
妊娠後期の胃痛で飲める薬は?

妊娠中に薬を服用しても大丈夫なのか、気になる妊婦さんは多いでしょう。妊娠しているから絶対に薬を飲んではいけないということはありません。市販薬の中にも、妊娠中に飲んでも大丈夫な胃薬があります。
太田胃散チュアブルNEOやビオフェルミン健胃消化薬錠などは、妊婦さんでも服用することができます。しかし、妊娠中は自己判断で薬を服用せずに、必ずかかりつけの医師に相談してからにしましょう。市販薬を服用することが不安な場合は医師に処方してもらうことをおすすめします。
リエ先生
産婦人科医
胃痛のある時は刺激物を避けるようにしましょう。またあまりにひどい場合は胃薬を飲んでも構いません。病院で、妊婦さんが服用してもいい薬を処方してもらいましょう。
妊娠後期の胃痛で病院に行く目安は?

妊娠中はマイナートラブルが起こりやすく、たかが胃痛と放置してしまう妊婦さんも多いでしょう。しかし、あまりの激痛を我慢しすぎることは禁物です。病院に行く目安について紹介します。
激痛が治まらない
なかなか激痛が治まらない場合は何らかのトラブルが起こっている可能性もあります。早急に病院を受診しましょう。ただし横になって、激痛が和らぐ程度であれば様子を見てもいいでしょう。しかし、
嘔吐をともなう
嘔吐がある場合は、まず何か食べ物や飲み物を口にすることを試してみてください。その上で、胃痛とともに嘔吐が起こっている場合は一度医師に相談してみましょう。思わぬ病気が潜んでいることもあります。
出血がある
膣から出血があった場合は、胃痛ではなく子宮の痛みかもしれません。少量の出血であれば問題のないことがほとんどです。しかし、激痛とともに出血が収まらない場合は早急に病院を受診するようにしましょう。
下痢
妊娠中はホルモンバランスの乱れやストレスのせいで、胃痛にくわえて下痢の症状をともなうこともよくあります。まずはリラックスできる方法を見つけましょう。それでも下痢が治まらない場合は医師に相談するようにしてください。
頭痛
頭がずきずきと痛む場合は痛いところを冷やしてみてください。しめつけられるような痛みの場合は、頭を温めることで痛みを和らげる効果が期待できます。それでも頭痛が治まらない場合は病院を受診するようにしましょう。
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