産褥期の過ごし方の注意点は?外出はいつから?感染症など病気のリスクも解説!

【医師監修】出産後の産褥期は、どのように過ごせばいいのでしょうか。まだ体は回復していません。産褥期の注意点や外出はいつからできるのか、感染症など病気のリスクなどについて、ドクターの助言や先輩ママの体験談を交えて解説します。妊婦さんはぜひ参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 産褥期とは?
  2. 産褥期の過ごし方の注意点を産後の週別に紹介!
  3. 産褥期の外出はいつからできる?注意点も!
  4. 産褥期に身体の回復を早める過ごし方のコツは?
  5. 産褥期にやってはいけないことは?感染症など病気のリスクも?
  6. 産褥期で注意するべき症状と対策は?
  7. 産褥期、どうやって過ごした?【ママの体験談】
  8. 産褥期のリスクを知って、過ごし方に気を付けよう!

産褥期、特に出産直後は体に力が入らなかったり立ち眩(くら)みが起こったりするなど、貧血と似た症状が出やすくなります。疲れからくるもので、貧血ではない場合があります。その時にはゆっくり休めば治るでしょう。

普段から貧血気味な人や顔色、唇の色、爪の色に変化がある場合は、貧血の可能性があります。医師に相談してみましょう。

うつ

産後は精神的に落ち込み、うつなどの症状が現れるママもいます。産後にうつの症状がでて、多くのママが「自分は母親に向いていないのではないか」と自分を責めます。しかし、そんなことはありません。ホルモンバランスが崩れており、体も回復していません。その状態で赤ちゃんを育てているのです。

産後うつは一時的のもので、誰にでも起こりえます。自分を責めないようにしましょう。人に話を聞いてもらうだけでも、楽になります。ただでさえ大変な状態なので、楽をしようとすることは悪いことではありません。周りにできる限り頼りましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

産後の精神的な落ち込みの原因として、マタニティブルー、産後うつと、産褥期精神病があります。 マタニティブルー、産後うつは産褥3〜10日に発症する一過性の軽い抑うつ症状です。

産褥期精神病は、産褥1カ月以内に起こり、不眠、不安、気分変調、食欲不振などの前駆症状に引き続いて発症する事が多いです。

(産後の精神状態については以下の記事も参考にしてみてください)

産後クライシスとは?離婚の原因にも?10個のチェック項目と対処法!

産褥期、どうやって過ごした?【ママの体験談】

先輩ママたちはどのように産褥期を過ごしたのでしょうか。個人差があるにしても、実際の具体的な話は参考になりますよ。ママの体験談を紹介します。

産褥期の過ごし方体験談【一人の時間を作る】

会社員

30代前半

2、3時間おきの授乳があり、子供が寝ている間も気になってなかなか眠れませんでした。夫が仕事から帰って数時間、子供を見てもらい、その間は私がゆっくりする時間になり、少しずつ心に余裕も出ました。

女性

30代前半

まとまった睡眠時間がとれないのがこんなにキツイと思わなかった。妊娠時から旦那(だんな)や母親と話し合って、私が一人になれる時間をつくってもらいました。一人で落ち着く時間は、短くても必要だと思います。

一人の時間をつくりましょう。睡眠時間がとれず悩んでいるママや、慣れない育児で常に緊張状態にあるママがたくさんいます。赤ちゃんに合わせるしかなく、はじめのうちはうまくいかないことも多いです。どれだけ周囲と協力体制ができるかで、負担がかなり変わります。妊娠中からある程度話し合っておきましょう。

産褥期過ごし方体験談【体を休める】

主婦

20代後半

妊娠・陣痛の時から、今を乗り越えれば体の辛(つら)さから解放される!と思ってたのに、全然体が痛い。むしろ妊娠中と違って子供が体の中にいないのに痛いから、なんのために頑張ってるのかわからなくて余計に辛い。ひたすら横になってます。周りのサポートに感謝。

体を休めましょう。妊娠、出産、産後と身体の変化が立て続けに起こります。体の変化についていけませんし、会陰切開や帝王切開後の痛みが辛いというママもたくさんいます。どのような症状があるのか、周囲に伝えることもサポートしてもらう上では重要です。

産褥期過ごし方体験談【神経質にならない】

女性

30代前半

授乳は赤ちゃんだけに集中するのがいいって聞いたど、疲れていて眠い時にはそれどころじゃなかった。半分寝ながらあげてました。こうじゃなきゃダメ!って決めて子育てするのは精神的に悪い。手抜きできるときには抜かないとやってられない。

神経質にならないようにしましょう。赤ちゃんの数だけ子育てがあります。赤ちゃんにもママにも個人差があるので、自分のできるペースで育児を行い、無理をし過ぎないようにしましょう。

産褥期過ごし方体験談【兄姉と接する時間をつくる】