産後クライシスとは?離婚の原因にも?10個のチェック項目と対処法!

産後クライシスとはどんなものでしょう?可愛い赤ちゃんに恵まれて幸せいっぱいのはずなのに、なぜか夫のすることが気に障る。イライラが止まらない、ついには離婚も考えてしまう人も。あなたも離婚を決断する前に、産後クライシスの解決法を知って離婚の危機を乗り越えましょう。

Contents
目次
  1. 産後クライシスとは?
  2. 産後クライシスと産後うつはどう違う?
  3. 離婚の大きな原因にもなる産後クライシス
  4. 産後クライシスに陥る原因とは?
  5. 産後クライシスになりやすい人・なりにくい人
  6. 産後クライシス10のチェック項目
  7. 産後クライシスで離婚しないための解決法とは?
  8. 夫婦で協力して離婚の危機を乗り越えよう!

産後クライシスとは?

好きな人と結婚して、妊娠して、赤ちゃんを授かって、幸せをかみしめている時期のはずなのに、なぜかイライラが止まらない。あんなに大好きだった相手に腹が立って仕方がなかったり、子育ても楽しんでいられない、なんてことはありませんか?もしかしたらそれは産後クライシスのサインかもしれません。

不安になったらチェックリストでセルフチェックをしましょう。そのままにしておくと、離婚なんて事にもなりかねません。そうなる前に正しい解決法を見つけて、幸せな結婚生活を取り戻しましょう。チェックリストについては後ほどご紹介します。

産後クライシスってどんな症状?

産後クライシスとは、出産後2年くらいまでの時期に夫婦が不仲になる現象を指す、NHKによって作られた造語です。症状としては夫のすることがいちいち気に障る、顔を見るだけでイライラするなど、主に妻が夫に対して不満を募らせて行くことや、何をしても夫に対して腹が立って仕方ないなどがあげられます(※1)。

産後クライシスと産後うつはどう違う?

産後クライシスと混同されやすい症状に産後うつがあります。産後うつは赤ちゃんを出産した後にホルモンバランスの崩れなどの生理現象から、ママが精神的にバランスを崩す事を指します。対して産後クライシスは産後に夫婦仲が悪くなることを指す言葉のため、根本的に意味は全く違います。

産後うつとは?

産後うつは、妊娠・出産・育児と、急激な生活の変化やホルモンバランスの変化というどうしようもない生理現象に、体や心がついていけない事が原因です。感情の起伏が激しくなったり、急に涙が溢れて止まらないなどのうつ症状が表れます(※1)。人によって個人差もありますが、だいたい産後1か月程度で産後うつは治る事が多いようです。

離婚の大きな原因にもなる産後クライシス

では産後クライシスはどうでしょう?そのまま我慢すると、いつか産後うつのように治ってしまうものでしょうか?しかし、そうではないのが産後クライシス。産後に芽生えた不満に対して我慢を重ねて家事も育児も頑張った結果、子どもが大きくなった10年後、15年後に離婚、なんて事も起こってしまうのが産後クライシスなのです。

母子家庭の30%は産後2年以内に離婚している!

厚生労働省の平成23年度の調査によると、産後2年の間に離婚するケースは母子家庭になった家庭の30%にも上るとの結果が出ています(※2)。妊娠、出産、初めての子育て、家事との両立、産後うつ、そして産後クライシス。ママにかかる負担はどれだけ深刻な影響があるのかは、この数字を見るだけでもよくわかりますね。

さらにこの調査では、母子家庭の55%が赤ちゃんが0歳から5歳になるまでに離婚しているという結果もあります。子どもに対する接し方や教育方針で意見が分かれてしまい、事態がより深刻化する場合も。子どもが小さいうちに離婚を決意するママがこれだけ多いという事は、子育てや産後うつと家事の両立がママに大きな負担をかけている様子が読み取れます。

なぜ産後クライシスが離婚にまで発展してしまうのか?

産後クライシスの症状には、夫に対するイライラなどの不満が多くみられます。ちょっと家事を分担してくれればいいのに、と思っても言わずに我慢していると「なんで私ばかりが家事も子どもの世話も全部やらなくちゃいけないの?」となってしまいがちです。

不満が不満を呼び、いつの間にか夫と話をすることさえ面倒になってしまう。こうなってしまうと、修復する事が困難になってきます。

離婚は最善の解決法なのか?