妊娠中期の胃もたれの原因は?いつまで続く?胸焼けなどに効く解消法を解説!

妊娠中期の胃もたれに悩まされるママはとても多いですよね。妊娠中期に胃もたれする原因や、妊娠中期の胃もたれに効果的な解消法を紹介していきます。妊娠中期の胃もたれに苦しんだ先輩ママの体験談も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 妊娠中期に胃もたれが…
  2. 妊娠中期に胃もたれする原因は?
  3. 妊娠中期の胃もたれ・胸焼けなどに効く解消法13選
  4. 妊娠中期の胃もたれが苦しい…どう対処した?〜先輩ママの体験談〜
  5. 妊娠中期の胃もたれ…辛い場合はお医者さんへ

妊娠中期に胃もたれが…

妊娠5~7か月の妊娠中期は「安定期」と呼ばれることもあり、つわりなどの症状がかなり改善されます。旅行など、子育てに追われる前にやっておきたいことがあるなら、妊娠中期がチャンスです。

しかし、妊娠中期に入ってから食後の胸やけ・げっぷ・胃もたれに悩む妊婦さんも少なくありません。体の調子がいいはずの時期なのに、いつまでも気持ち悪さを感じてしまうのはどうしてなのでしょうか?

妊娠中期の妊婦さんの胃もたれの原因をはじめ、妊娠中期に効く胃もたれの解消法や、実際に胃もたれを体験したママの体験談も紹介していきます。

(妊娠中期の腹痛の原因については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠中期の腹痛の原因は?注意すべき下腹部痛・胃痛はどんな痛み?

妊娠中期に胃もたれする原因は?

妊娠中期に入った妊婦さんが胃もたれしてしまう原因を4つ紹介します。

妊娠中の胃もたれや、何となくお腹の辺りが気持ち悪いのは、妊娠を継続するために出るホルモンが原因のケースが大半です。いつまでも胃もたれ・げっぷなどの症状が続くと心配になってしまうかもしれませんが、あまり重く考えないようにしましょう。

黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響

妊娠中期の妊婦さんが胃もたれを起こしてしまう原因の一つに黄体ホルモンの影響があります(※1)。黄体ホルモンは妊娠すると分泌されるホルモンで、胃の入り口の筋肉を緩め、胃腸の機能を弱めてしまいます。

胃腸の働きが悪くなると消化のスピードが遅くなり、食後の胃もたれやげっぷの原因になります。胃の入り口の筋肉が弱くなることで、胃液が逆流しやすくなり、胸焼けを起こす可能性もあります。

胃や腸が圧迫されている

妊娠中期は、赤ちゃんの成長に合わせて羊水が多くなったり、胎盤が大きくなる時期です。子宮が大きくなることで、胃や腸など周りの内臓が圧迫されてしまうケースがあります。胃が圧迫されると胃腸の動きが悪くなり、胃もたれ・気持ち悪さを感じる原因になってしまうのです(※2)。

胃が上の方に押し上げられると動きが鈍くなります。また、胃が少しでも横に傾いてしまうと胃液が逆流して胸焼けをしやすくなります。子宮は、出産までまだまだ大きくなりますよね。胸焼けがいつまでも続いたり、我慢できないくらい気持ち悪い場合は病院で薬を出してもらいましょう。

自律神経が乱れている

自律神経の乱れも、妊娠中期の胃もたれの原因の1つです。実は、女性の体は黄体ホルモンと卵胞ホルモンを交互に分泌しています。しかし、妊娠中は黄体ホルモンの分泌量がかなり増えてしまいます。女性ホルモンのバランスが崩れてしまうと、自律神経が乱れ、胃もたれを起こすことにつながります。

自律神経というと「感情のコントロールをしている神経」というイメージが強いかもしれませんね。しかし、自律神経は胃や腸などの内臓の働きもコントロールしています。黄体ホルモンが原因で自律神経が乱れてしまうと、胃などの働きが弱くなり、胃酸が多くなって胃もたれを引き起こします。

つい食べ過ぎてしまう

食べすぎも、胃もたれやげっぷ、胸やけの原因になります。妊娠5~7か月で胃もたれを感じている妊婦さんは「つわりが終わったら食べものがおいしくて…」とつい食べ過ぎてしまっているケースが多いのです。

妊娠中期には「何をどれだけ食べても平気・おいしい」という妊婦さんもいます。しかし、妊娠をしている時は常に胃腸の働きが弱くなっていることを忘れてはいけません。特に味の濃いものや油っこいものを食べる場合は、食べる量やスピードに気を付けてくださいね。

(妊娠初期の胃もたれの原因・解消法については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期の胃もたれやムカつきの原因と解消方法は?姿勢も関係する?

妊娠中期の胃もたれ・胸焼けなどに効く解消法13選

女性ホルモンのバランスなど、努力ではどうしようもない原因もいくつかあります。女性ホルモンが原因の場合、いつまで経っても症状が改善されない…ということが多いです。また、子宮の大きさが原因で胃もたれしてしまっている場合は、今後更に子宮が大きくなった時にもっと苦しくなる可能性もあります。

しかし「ストレス」「食後すぐに寝る」など、自分で症状を改善できる原因の場合も多いですよ。まずは自分の試しやすい解消法から試してみてくださいね。

1. 食べ方を見直す

妊娠中期に胃もたれをしてしまう場合は、食べ方を見直すことがおすすめです。胃もたれや胸焼けは、放っておいても改善されません。むしろ妊娠後期まで悪化する可能性があります。中には「食べるたび気持ち悪い思いをするのは嫌だから」と、お腹がすいても食事を我慢してしまう妊婦さんもいます。

しかし、お腹がすくと胃酸が強くなってしまいます。強い胃酸は胃もたれや胸焼けの原因になってしまうので、空腹はできるだけ避けましょう。空腹と胃もたれの解消法は「少しずつ食事を摂ること」です。1日5~6回に分けて少しずつ食事をしましょう。妊娠前と同じ量を食べてしまうと胃もたれ・げっぷ・胸やけをしやすくなってしまいますので、妊娠前の半分くらいの量にすることをおすすめします。

体重の増加が気になってダイエットをする妊婦さんも多いですね。1日中ダラダラと食べ続けることに抵抗がある女性も多いでしょう。しかし、1度にたくさん食べても、消化に時間がかかり、胃に大きな負担をかけてしまうだけです。胃もたれを改善したいなら、食事を小分けにして、ゆっくりよく噛んで食べてくださいね。

2. 消化にいいものを食べる

胃もたれの解消法の1つは「消化にいいものを食べる」ということです。例えば、お粥・うどん・ヨーグルト・トースト・クラッカーなどはかなり消化に良いので胃もたれや胸焼けの改善をしたいときにぴったりです。

その中でも、ヨーグルト・クラッカーはお腹がすいた時に気軽につまめるのでおすすめです。しかし、いくら胃もたれを改善できるとはいっても、それだけでは栄養が摂れませんよね。野菜を茹でたり、細かくカットしたりして、体が消化しやすいように工夫をしてみましょう。

3. 水分をとりすぎない

胃もたれを改善するためには、水分をとりすぎないことも大切です。

水には胃酸を薄める効果があるので、水分をとること自体はおすすめできます。しかし、食事中に水分をとりすぎた場合、より消化が遅くなってしまう可能性があります。食事中は少しの量をこまめに飲むように気を付けてくださいね。水分を我慢しすぎると、むくんでしまう可能性もあり、健康に良くありません。1日に1.5リットル程度の水分を飲むようにしましょう。

(妊婦さんのむくみの解消法については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦のむくみ(浮腫)解消法11選!妊娠中に足がむくみやすい原因は?

4. 動物性たんぱく質を控える

動物性たんぱく質を控えることも、妊娠中期の胃もたれ・胸焼け・げっぷの改善になります。動物性たんぱく質は消化に時間がかかってしまいますし、妊娠していない時でも胃もたれしやすい食べ物ですよね。

動物性たんぱく質のほか、冷たい食べ物・飲み物も避けましょう。胃を刺激する食べ物・飲み物は「気持ち悪い」と感じてしまう妊婦さんが多くいます。消化のいい食べものとしてしたヨーグルトも、冷たいイメージがありますよね。ヨーグルトを食べる場合も、常温に温めるのがおすすめです。

たんぱく質は必要な栄養素なので、きちんと摂取をしましょう。ただし、たんぱく質を肉からとるのではなく、植物や魚から摂取することが必要です。

5. 胃もたれしにくい調理法を試してみる

胃もたれを改善したい場合は、胃もたれしにくい調理法を試してみましょう。消化のいい食べものだけを食べるよりも、たくさんの栄養をとる事ができますね。消化のいい調理法として有名なのはスープや鍋、煮物などです。どれも消化しやすく、食欲がわかない時でも食べやすいですね。

スープ・おかゆ・うどんなどは特に調理のバリエーションが豊富です。どうしても食材を食べるのが辛い場合は、食材をミキサーにかけて食べるのもおすすめですよ。ただし、油を多く使うと胃もたれしやすくなってしまうので気を付けましょう。

(妊娠中におすすめの食事については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の食事レシピ&メニュー紹介!妊娠中のオススメ献立11選!

6. 食後に運動をする

胃もたれの解消法の1つに「食後に運動をする」というものもあります。妊娠中は体が重いのでつい横になりたくなってしまいますよね。しかし、食後にすぐ横になると胃酸が逆流して食道炎を起こしてしまいます。実際「胃もたれを感じて病院に行ったところ、食道炎になっていた」という妊婦さんの話も多いですよ。

食べてすぐ横になることを防ぐために、食後30分の運動を習慣にしましょう。運動とは言ってもハードなものではありません。散歩をしたり、お皿を洗ったりするだけでOKです。体調が悪い時は、姿勢を正しくして本を読んでみましょう。食後に上半身を起こしているだけで、胃もたれを改善できますよ。

7. 胃を冷やさない

「胃を冷やさない」ということも、胃もたれの解消法の1つです。妊娠中は特に、赤ちゃんに栄養をあげるため、血のめぐりが大切になりますね。体が冷えないように意識している妊婦さんも多いでしょう。しかし、妊婦さんの中には足だけを温めている方もいます。

足を温めれば全身の血行がよくなることは事実です。しかし、胃もたれや胸焼け、げっぷが気になる場合はお腹周りの冷えにも注意をしましょう。お腹をあたためることで胃が刺激され、胃の動きが活発になります。胃がしっかり運動をすれば消化がスムーズになるので、胃もたれやげっぷなどの症状を抑えることができますよ。

8. 枕を高くして寝る

枕を高くして寝ることで、胃もたれを改善する方法もあります。妊娠中期で胃が押し上げられている場合は胃酸が逆流しやすいので、少しでも頭を上げることが大切ですね。「枕を高くする」だけなので気軽に試せるのが嬉しいポイントです。

「枕を高くする」以外の決まりはありませんが、胃もたれしている時には体の左側を下にして寝るのがおすすめです。食べたものは、消化する時に左から右に運ばれていくので、消化の助けになりますよ。

9. 自律神経を整える

妊娠中期の胃もたれは、自律神経を整えることでも改善できます。自律神経は、ホルモンが原因で乱れてしまう場合もありますが、不規則な生活やストレスで乱れてしまうケースが多くあります。

ストレスを感じやすい女性は、ストレスを溜めないように好きなことをして過ごしましょう。不摂生が原因で自律神経が乱れてしまっている場合は、生活習慣の改善が必要です。早寝早起きを心掛け、運動をすることをおすすめします。激しい運動はできませんので、散歩やストレッチなどを取り入れてみてくださいね。

10. ハーブティーを飲む

ハーブティーは、胃の働きを助ける働きがあります。また、リラックス効果もあるので、胃の運動が弱っている時だけでなくストレスを感じて胃もたれしている時にもピッタリです。香りを楽しみながら胃もたれを解消できるのは嬉しいですよね。

しかし、ハーブティーの中には妊娠中におすすめできないものもあります。カモミール・ジャスミン・レモングラス・ハトムギなどは、子宮を収縮させてしまうハーブとして有名なのでおすすめできません。「体への働きがまだわかっていない」というハーブもありますので、妊娠中にハーブティーを飲む時には気を付けて下さいね。

11. 胃もたれに効くツボを押す

ツボを押して胃もたれを改善する方法もあります。ただし、効果は胃もたれや胸焼けの程度にもよりますので、他の胃もたれ解消法と併用することをおすすめします。

妊娠中期はもちろん、妊娠後期の胃もたれにも効果的だと言われているのが「内関」というツボです。内関の場所は、手のひらと手首の境目のシワから、ヒジの方に指3本分移動をしたところです。人差し指に当たる小さなくぼみを押してみてください。内関は腕の内側になるので、どんなに体調が悪くても簡単に押すことができます。

乗り物酔いなど、妊娠中以外のタイミングでも活躍するツボなので覚えてみてくださいね。

12. 胃もたれに効く薬を飲む

「妊娠中は薬を飲んではいけない」という風に言われますが、妊娠中でも飲める薬であれば服用が可能です。ただし「妊娠中でも飲める」とうたっている薬でも、自分の判断でサプリメントや薬を服用するのは危険ですので服用の際は必ず医師に相談しましょう。

薬を飲むのは決して悪い事ではありませんが、薬に頼りきってしまうのはよくありません。用法用量を守って使用しましょう。

13. 安静にする

食生活の改善や運動、薬など胃もたれの解消法を一通り試してみても改善されない場合は、安静にしましょう。中には「どんな方法を試してもダメだったのに、たくさん寝たら起きた時にすっきり治っていた」というママもいます。

安静にしている時は、空調に気を付けましょう。暑すぎたり、寒すぎたりすることは体によくありません。また、妊娠中に体調が悪い時はシムス体位をとると楽になるケースが多いです。左側を下にして、足を少し上げて寝るだけなので、簡単に試すことができますよ。

(シムス体位については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の寝方を徹底解説!胎児に影響は?楽なのは右下?シムス体位とは?

妊娠中期の胃もたれが苦しい…どう対処した?〜先輩ママの体験談〜

先輩ママが胃もたれをした時の解消法を紹介します。

胃もたれでいつまでも気持ち悪い思いをすることはストレスの素になる可能性もあります。ママの体験談も参考にして、自分に合った解消法を見つけてくださいね。

先輩ママ

30代

胃もたれをしていて、食べ物が入らないのにげっぷも出る…なんて、本当にむなしい気持ちになりますよね…。

私の場合「赤ちゃんのために何か食べないと」とは思うものの、つわりの気持ち悪い感覚がいつまでもいつまでも抜けなかったので、ゼリーとアイスばっかり食べていました。グレープフルーツゼリーなら胃もたれしにくいですし、げっぷをしても不快感が少ないのでおすすめですよ!

先輩ママ

20代前半

胃が圧迫されている事が原因で胃もたれしていたので「いつまで続くんだろう…」って思いながらスイカをもしゃもしゃ食べてました。水分もとれるし、私の体に合ってたみたいで、大分楽になりましたよ。

会社員

26歳

「何を食べても気持ち悪い」っていう胃もたれだったので、5か月の時点で食事は諦めました。茹でてすりつぶした野菜とお粥ばっかり食べてましたね…

散歩をしたり、家の掃除をしている時が一番楽でした。どうしてもつらい時はぐっすり寝て、気持ち悪いのをやり過ごしてました(笑)

専業主婦

40代

6か月の時にどうしても我慢できなくなって、病院に薬をもらいに行きました。それまでほとんど、お粥か、どろどろになったうどんしか食べてなかったので「栄養しっかりとってください」ってちょっと怒られましたが、薬をもらった瞬間に、今までの気持ち悪い感覚がなくなりました。

じたばたしないで、早く薬もらっておけばよかったな…って思います。

先輩ママ

32歳

一番気持ち悪いのが食後の昼寝をしたあとだったんです。「胃もたれがひどい」っていったら、母が「寝れば治る!」って言うので、眠くなった時にすぐ寝るようにしてたんですが、悪化するばっかりで…

薬をもらいにお医者さんに行ったら、食道炎になっているといわれてしまったので食後に運動をするようになりました。今7か月ですが、一時期と比べたらとっても元気です!

自分なりに解消法を試して回復したママもいますが、どうしてもつらくて薬をもらいに行ったママもいますね。自分の力で乗り越えることも大切ですが、いつまでも体が辛い場合は、赤ちゃんのために病院に行く勇気も必要なのかもしれません。

(妊娠中の動悸・息切れの体験談については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の動悸・息切れの原因と対策を時期別に解説!体験談も!

妊娠中期の胃もたれ…辛い場合はお医者さんへ

妊娠中期になっても体調が悪いと「いつまでこんなことが続くんだろう…」と悲しい気持ちになってしまいますよね。ストレスが原因で胃もたれになる場合もありますが、胃もたれが原因でストレスが大きくなり、症状が悪化する場合もあります。自分1人で抱え込まないように気をつけましょう。

解消法を試してみたのに、いつまでも「気持ち悪いな」「体調が悪いな」と感じてしまう場合はお医者さんに行ってみてくださいね。

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