帝王切開は医療保険・健康保険の対象?かかる費用や、給付を受ける流れを解説

帝王切開は健康保険の対象となる適用範囲や、また民間の医療保険は適用されるのかなど、妊娠する前から知っておきたい、お金や保険について紹介します。保険に入るタイミングや、帝王切開が2回目の場合の注意点も紹介します。妊娠・出産前に知っておきたい保険も紹介しますよ。

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Contents
目次
  1. 帝王切開の費用は?自然分娩と違うの?
  2. 帝王切開で健康保険の対象となる適用範囲は?
  3. 妊娠・出産時に受け取れるお金は?
  4. 帝王切開は民間の医療保険の給付金も受け取れる?
  5. 保険に入るタイミングは?妊娠中でも入れる?
  6. 帝王切開が2回目だとどうなる?
  7. 妊娠・出産前に知っておきたい保険を紹介
  8. 帝王切開の出産費用は保険で抑えられる!

妊娠、出産は民間の医療保険とは関係がないように考えている人もいることでしょう。自然分娩で無事に出産できた場合は、民間の医療保険でも対象外になります。しかし、帝王切開の場合は違いがあります。

帝王切開で民間の医療保険給付金は受けとれる

出産が帝王切開になると、手術の扱いになるため、民間の医療保険の適用対象になります。入院費用や手術費用など、保険の契約内容によりますが、保険会社に請求すれば保険金を貰うことができるのです。帝王切開で受け取れる民間の医療保険の給付金を紹介します。

入院給付金

契約した医療保険に入院給付金がついていれば、入院した日数分の金額が給付されます。最近の保険は1日目からの給付が多いですが、古い生命保険付帯の医療保険などは、支払いが4日目からなど制限がついているタイプもあるので注意しましょう。

また、帝王切開の入院は1~2週間程度で、入院期間が長引くことは少ないと思います。ですが、医療保険の内容によっては入院の支払い日数の上限が60日までなど、決められている保険もあります。きちんと確認をしましょう。

手術給付金

手術を受けた際に支給される給付金です。帝王切開の手術を受けているのでほとんどの医療保険で支払いされるでしょう。保険会社や保険の内容によって違いますが、通常1日の入院給付金に規定の数を掛けて算出された金額が支払われます。

女性疾病特約

女性疾病特約は医療保険の特約です。支払いの対象になるのは、女性がなりやすい病気です。例えば、乳がんや子宮筋腫などが例として挙げられるでしょう。支給は、医療保険の給付金に上乗せされて支払われ、単独では入れません。入りたい場合は、注意しましょう。

この女性疾病特約の対象に帝王切開も含まれるのです。医療保険に女性疾病特約をつければ、医療保険だけよりも多めに支払われるため、万が一の時に安心ですよ。

保険に入るタイミングは?妊娠中でも入れる?

民間の保険に入ることは、大きな買い物という人もいます。もしもの場合を考えると生命保険や医療保険に入っておいた方が安心できる面があるでしょう。妊娠、出産の備えの1つとして保険に入るのであれば、入るキッカケはどうすればいいのでしょう。

医療保険や生命保険に入るなら結婚時がベストタイミング!

妊娠、出産の万が一の備えのために医療保険や生命保険に入るなら、結婚時が1番のタイミングでしょう。保険は体が健康でないと充分な保障が受けれないため、元気なうちに入っておく必要があります。

結婚の際に保険に入るならタイミング的に、結婚相手の入っている保険内容も一緒に見直すことができます。まだ、保険に加入していないなら安い医療保険にだけ入っておくなどの選択肢の幅が増えるでしょう。そういった点からも、結婚を考えた時に医療保険や生命保険の加入はベストタイミングだといえます。

妊婦中は医療保険や生命保険に加入できない場合もある

妊娠9ヶ月

(20代)

帝王切開や吸引分娩でも医療保険出るんですね。知らなかったので勧められたときに入っておけばよかったです。逆子なので帝王切開になりそうなんですよ。

妊娠は病気ではありませんが、妊娠中の医療保険や生命保険へ新しく入れない場合もあります。もし、保険に入れたとしても、出産や子宮の病気に関しての保険金が出ない特定不担保という、条件付き契約になることが多いです。特定不担保の内容は、保険契約内容により異なります。

例を挙げると、5年間指定の病気には保険が下りない期限付き契約、一生涯保険対象にならないなどの制限がつくなどです。

また、妊娠前に保険に加入したとしても、契約の開始時点で妊娠が分かった場合、保険の対象外になる場合があります。妊娠に備えて医療保険や生命保険の加入を考えるのならば、妊娠前に早めに入ることを検討する必要があるでしょう。