産休・育休中にボーナスはもらえるの?手当金・保険料への影響なども解説

産休・育休中にボーナスはもらえるの?という疑問をはじめ、支給額の基準や、《出産手当金》《育児休業給付金》などの手当金・保険料への影響など、さまざまな疑問について説明します。産休・育休中のボーナスに関する先輩ママの【体験談】も参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 産休・育休中に会社からのボーナスは支給される?
  2. 産休・育休中のボーナスの金額はどう決まる?
  3. 産休・育休中のボーナスは手当金・保険料に影響ある?
  4. 産休・育休中のボーナスに関する体験談
  5. 産休・育休中のボーナスは事前に就業規則を確認しておこう

産休・育休中に会社からのボーナスは支給される?

産休・育休期間に会社からボーナスが出れば、生活にゆとりが生まれますが、実際のところボーナスは支給されるのでしょうか。ボーナスと給料の違いについて、そしてボーナスに関する注意点について説明していきます。

ボーナスの支給は会社により異なる

産休・育休期間のボーナスが貰えるかどうかは、会社の就業規則によって異なります。まずボーナスは給料と異なり、会社から必ず出さなければならないと、法律上で義務付けられているわけではありません。支給するかは会社が決めることになっているので、ボーナスが出る会社と出ない会社があります。

もし、勤め先にボーナスの支払いがある場合は、就業規則を改めて確認するようにしましょう。例えばボーナスを受給する資格として、就業規則に「会社に在籍しており、査定期間に勤務する」と記載されているとします。通常であれば受給することができても、産休・育休期間はボーナスが貰えないという決まりがある場合は、それに従わなければなりません。

産休・育休期間に入った後に就業規則を確認するよりも、あらかじめ確認することで、具体的な目標や今後の生活を想像しやすくなりますね。

産休・育休期間を欠勤と扱うのは無効

産休・育休期間にボーナスが出るのかは、会社によって異なりますが、産休・育休期間を「欠勤」と判断する扱いは認められていません。例えば、ボーナス受給の条件が「出勤率92%」だとします。ところが産休・育休期間は出勤することができないため、やむを得なく子育てに専念することになりますね。

このような場合に、会社が産休・育休期間を欠勤として取り扱い、ボーナスを受給する対象ではないと判断することは、公序に反するものとして無効とされる可能性もあるので、確認しましょう。よって、就業規則を見直した上で、産休・育休期間に不利益な扱いを受けていると感じた場合は、会社と交渉することが大切です。

産休・育休中のボーナスの金額はどう決まる?

会社がボーナスの支給額を決める時は、査定期間を基準にする会社がほとんどです。査定期間の評価に応じた金額が決められますが、産休・育休に入った時は、ボーナスが支給されない場合と、支給される場合があります。これらの違いには就業規則によるものが多いですが、産休・育休期間に入るタイミングも関連してくるので注意が必要です。

ボーナスを受給できない場合

査定期間すべてが産休・育休期間と被った時は、ボーナスが貰えない場合が多くなっています。また、産休期間前に酷いつわりに見舞われて、出勤できなかったことでボーナスを受給できないというケースもあるでしょう。もともとボーナスの支給がない会社もありますが、さまざまな要因が重なってボーナスを貰えないこともあります。

一部のボーナスを受給できる場合

査定期間の一部が産休・育休期間と重なった時は、重なった日数分が減額されることがあります。これにより、会社からボーナスはありますが減額されているため、普段よりも少なく感じることでしょう。

一定のボーナスを受給できる場合

査定期間に産休・育休期間に入っていたとしても、会社全体の業績が上がったということで、社員全員が同じ金額のボーナスを受け取ることができた人もいます。人によってボーナスの金額が変わる会社もあれば、このように一律のボーナスを受け取ることができる会社もあるため、自分の会社がどのようなボーナスの形態なのか確認しておきましょう。

産休期間は会社から給料を受け取ることができないため、臨時収入があるのは嬉しいですね。

ボーナスを全額受給できる場合

就業規則により、ボーナスの受給条件が勤務日数ではなく、査定期間の行動評価が基準になっている場合は、それに応じて全額支給されます。つまり、産休・育休手当を取っていても、出勤している間の仕事を頑張ることで、ボーナスが全額支給される会社もあるということです。頑張った分だけボーナスに反映されるので、やりがいがありますね。

産休・育休中のボーナスは手当金・保険料に影響ある?

産休・育休中にボーナスを受け取った場合、これから受給しようと思っている手当や、保険料に影響があるのか気になりますよね。ボーナスを貰うことで「出産手当金」「出産育児一時金」「育児休業給付金」にどのような影響があるのか、そして「社会保険料」についても説明していきます。

出産手当金

出産手当金とは、健康保険に加入している人の出産と生活を支えるための制度です。出産手当金の金額を決める際は「標準報酬月額」と呼ばれる、賃金や手当などの、被保険者が対償として受け取るものを使って計算します。基本的に出産手当金は給料の3分の2の金額を受け取ることができますよ。(※1)

この標準報酬月額には、年3回以下の賞与は含まれません。このことから、会社からボーナスを受け取っていたとしても、年3回以下の賞与である場合は、出産手当金の金額に影響を与えることはありませんので安心して大丈夫ですよ。

(出産手当金については以下の記事も参考にしてみてください)

出産手当金の支給日はいつ?条件や申請の手続き、金額はいくらか計算する方法も

出産育児一時金

出産育児一時金とは、妊娠4ヶ月以上の被保険者及び被扶養者が出産した際に申請すると、1児につき42万円が支給される制度です。産科医療補償制度外の医療機関で出産した場合は40万4000円になりますが、基本的に一律の金額で支給されることが特徴です。(※2)

これにより、出産育児一時金はボーナスの有無に関係なく、決められた金額が支給されることから、ボーナスが出たからと言って、支給金に影響を与えることはありません。

(育児休暇については以下の記事も参考にしてみてください)

育児休暇(休業)について!取得条件は?申請方法や手当の計算方法も

育児休業給付金

育児休業給付金とは、満1歳未満の子供を育てる際に支給される制度です。休業開始から6か月間は、休業前に受給した給料の67%、それ以降は給料の50%を受け取ることができます。また、育児休業給付金は42万6900円が上限、6万9000円が下限と定められているため、給料が高くても上限を超える金額は支給されないという特徴もあります。(※3)

育児休業給付金を受給している場合、ボーナスが支給されても減額の対象になることはありません。また、育児休業給付金が支給停止になることもないため、安心して大丈夫です。

(育児休業給付金については以下の記事も参考にしてみてください)

育児休業給付金の支給日は?遅い場合はどこに問い合わせすればいい?

社会保険料

「産前産後休業保険料免除制度」により、産休期間の保険料は給与の有無に関わらず、徴収しないことになっています。ボーナスの有無に関わらず保険料の支払いが徴収されないため、産休期間の負担が減りますね。さらに、保険料免除の期間も、被保険者である資格に変わりはありません。

ただし、保険料の徴収が行われないようにするには、産休している間に申出する必要があります。保険料の免除を考えている場合は、申請のし忘れが無いように気を付けましょう。

(産休中の社会保険料については以下の記事も参考にしてみてください)

産休中の社会保険料はいつから免除?適用される期間・申請手続きの方法を解説!

産休・育休中のボーナスに関する体験談

産休・育休中にボーナスを受け取ることができた人と、できなかった人の体験談をご紹介します。受け取ることができると思っていたのにできなかった場合もあるので、勤務先の就業規則と照らし合わせながら、先輩ママの体験を参考にしていきましょう。

出版業界

30代前半

私の所はありがたいことにボーナスが全額出ました。会社に在籍していることや、査定期間に90%以上出勤していることなどが条件でしたが、産休に入る前に査定期間が終わったので、大丈夫だったようです。出産と育児でお金がかかるので助かりました。

デザイナー

20代後半

私のところの会社は、査定期間に出勤していたら、ボーナスが支給される仕組みです。査定期間は4月から9月、10月から3月にありますが、いつ産休に入るかで貰える時期が異なりますね。私の場合は4月から産休に入ったので、冬のボーナスは貰えませんが、夏のボーナスは貰えます。

OL

30代前半

出勤していればボーナスを受け取ることができましたが、査定期間はつわりで休むことが多く、体調も崩しがちだったので、ボーナスの支給条件を満たすことができませんでした。まさか、つわりで休むことになるとは思いもよらなかったですね。

査定期間に出勤してボーナスを受給している人もいれば、妊娠中のつわりにより、査定期間に出勤することができないという人もいました。ボーナスが支給されることで、金銭的な余裕が生まれることは確かですが、妊娠中は特に体調に気を付けなければいけないため、無理は禁物です。

IT企業勤務

20代後半

私の職場では、産休でも育休でも、休業している場合はボーナスが出ないようです。産休に入る前に査定期間が終わっていれば、ボーナスは貰えるものだと思っていたので、ボーナスが出ないと知った時はびっくりしました。でも、就業規則を読んで、早めに知ることができて良かったです。

YOTSUBA読者

20代後半

査定期間が4月から10月で、11月上旬まで働いていたので、ボーナスが支給されると思っていましたが、貰うことができませんでした。改めて就業規則を読みましたが、育休産休に関する内容が書いてなかったので、今は会社に相談中です。

女性(妊活経験有)

30代後半

支給日に会社に在籍している人はボーナスを貰えますが、休業している場合はボーナスが貰えないみたいです。今のところ育休もしたいと考えているので、就業規則を読むだけではなくて、育休産休規定もしっかり頭に入れようと思っています。

支給条件に当てはまらないため、ボーナスを受給できなかったという人もいます。就業規則をあらかじめ読んでおくことで、これからすべき行動がイメージしやすいしやすいため、産休に入る前に読んでおきましょう。また、就業規則に産休・育休に関することが書いていない場合は、会社と相談をすることが大切です。

産休・育休中のボーナスは事前に就業規則を確認しておこう

出産や育児にはお金がかかりますが、ボーナスが出れば精神的にも楽になりますね。ただしボーナスを受給できるかどうかは、会社の就業規則により異なるため、あらかじめ確認しておく必要があります。会社によっては、産休・育休に関する記述がないこともあるため、家族のためにも会社に確認しておきましょう。

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