縦割り保育とは?異年齢保育の特徴や子供へのメリット・デメリットを解説

幼稚園や保育園の縦割り保育を知っていますか?この記事では、縦割り保育の目的や、子供へのメリット・デメリットなどを紹介します。さらに、縦割り保育での子どもたちの遊び方や、ママたちの体験談もあわせて紹介しますので参考にしてみてくださいね。

( 2ページ目 )
Contents
目次
  1. 幼稚園・保育園の縦割り保育(異年齢保育)とは?
  2. 縦割り保育の子供へのメリットは?
  3. 縦割り保育の子供へのデメリットは?
  4. 縦割り保育の子ども達はみんなどうやって遊ぶの?
  5. 縦割り保育(異年齢保育)に関するQ&A
  6. 縦割り保育に通っている子どもとママたちの体験談!
  7. 縦割り保育について理解しよう!

パート

30代

うちの子は早生まれで何かとまわりより遅れがちだったので、縦割り保育は本当に助かりました。まわりより遅れているという感覚がまったくなくなるので、子どもはもちろん親もストレスを感じなくなりました。穏やかに過ごせたのは縦割り保育のおかげだと思います。

縦割り保育のメリットとして挙げられるのが、生まれた月によう成長の差が出にくいということです。年齢ごとに分ける横割り保育の場合、早生まれと4月生まれとでは生まれた時期が離れているため成長の差が見えやすいですよね。しかし、縦割り保育はさまざまな年齢の子どもが混ざり合うため、生まれた月による成長の差は感じにくいのです。

クラスの状態が安定しやすい

縦割り保育の場合、同年齢保育にくらべてクラスの状態が安定しやすいといわれています。お手本となる年上の子どもがいるため、同年齢同士でいつまでも騒ぎ続けるという状態がなくなりやすいのです。

年上の子どもはお手本となる行動をとろうと責任感を持ち、年下の子どもはそれを見て行動するようになります。そのため、クラスの状態は自然と安定していくと考えられるのです。

縦割り保育の子供へのデメリットは?

縦割り保育(異年齢保育)には、メリットのほかに子どもへのデメリットもあると考えられています。ここからは、縦割り保育の子どもへのデメリットについてくわしく解説していきます。

(幼稚園については以下の記事も参考にしてみてください)

子供が幼稚園に行きたくない原因は?年中・年長別の対処法!体験談あり

安全性の確保や配慮が必要

縦割り保育のデメリットとして考えられるのが、安全に遊ばせる配慮が必要になるということです。さまざまな年齢の子どもが一緒に生活したり遊んだりするということは、それだけ個々にできることの差も大きく危険が伴いやすいと考えられます。年上の子どもがお世話しようとして、年下の子どもを抱っこする時に落としてしまう可能性もあります。

また、年下の子どもは年上の遊び方に感化されて、できないのに無理をしてしまう可能性もあるでしょう。そのため、縦割り保育を行うときは、同年齢の子ども同士で保育する時よりも配慮が必要になるのです。

年齢問わず楽しめる工夫が必要

縦割り保育のデメリットとして考えられるのが、年齢の違いによって遊び方が異なるということです。そのため、年齢問わずみんな一緒に楽しめる工夫が必要になります。みんな一緒に楽しめる保育方法をしないと、せっかく縦割り保育を行っていても結局同年齢同士でかたまってしまうことも考えられます。

縦割り保育の特徴やメリットを最大限にいかすためには、年齢問わず楽しめる保育方法を行う必要があるのです。

子どもによってはストレスになる場合も

パート

30代

うちは一人っ子だったため、縦割り保育に馴染めず大変そうでした。とてもマイペースなので、年下の子に邪魔をされると戸惑ってしまうみたいで。毎日ストレスをためてそうな感じだったので、先生に相談して様子をみながら対応してもらいました。

縦割り保育のデメリットとしては、子どもによってはストレスになるということも考えられます。年下の子どものわがままや協調性のなさにイライラしてしまったり、年上の子どもにいじわるされてしまうなど、異年齢で関わるとトラブルが起こる可能性も高まります。とくに、家庭で兄弟と関わる機会のない子どもにとっては大きなストレスとなる可能性もあるでしょう。

成長にあわせた遊びや保育がしにくい

縦割り保育のデメリットとして考えられるのが、年齢や成長にあわせた遊びや保育がしにくいということです。異年齢で関わるという特徴はコミュニケーション能力などを育む良い機会ともいえますが、同年齢同士だからこそできる遊びや保育方法はしにくいとも考えられます。そのため、子どもによっては物足りなさを感じる可能性もあるでしょう。

保育者の力量の差が出やすい

縦割り保育のメリットを最大限いかせるのが、保育者の力量次第といえます。さまざまな年齢の子どもの保育経験があるベテランの保育者と経験の浅い保育者とでは、活動や保育方法に大きく差が出る可能性があります。そのため、保育者の力量次第で縦割り保育の良さがいかせなくなることが、縦割り保育のデメリットといえるでしょう。

縦割り保育の子ども達はみんなどうやって遊ぶの?