妊娠検査薬は陰性だったけど妊娠!陰性から陽性に変わることもある?
【医師監修】吐き気やつわりの症状があるのに、妊娠検査薬は陰性…。妊娠検査薬の結果が陰性から陽性に変わることはあるのでしょうか?陰性から翌日陽性になる可能性は?妊娠しているのに妊娠検査薬が反応しない人や、陰性だった人が妊娠していた場合の原因や症状などをご紹介します。

妊娠検査薬は妊娠したら必ず分泌されるhCGホルモンに反応して妊娠判定が出るため、基本的には妊娠していれば妊娠判定は陽性になります。しかし特別な理由によっては妊娠検査薬に反応しない人もいるため下記で詳しく紹介しますね。
双子など多胎児を妊娠している場合は、陽性でも妊娠検査薬が陰性になる場合もある
双子など多胎児の妊娠の場合、分泌されるhCGホルモンの量が多くなります。そのためhCGホルモンが妊娠検査薬の測定可能な値を超えて陰性の反応となったり、蒸発線という陽性とは認められない薄い線しか出なかったりするなど、正常に妊娠検査薬が反応しないことがあります。
吐き気などつわりの症状が出始めているのに、妊娠検査薬が陰性で生理がこない場合は産婦人科に受診するようにしましょう。
妊娠週数が経過しすぎていた場合は、陽性でも妊娠検査薬が陰性になる場合がある

hCGホルモンは妊娠7週目~8週目ごろが分泌のピークです。この頃になると妊娠検査薬の測定可能なホルモン値を超えてしまうため、妊娠検査薬に反応しない人がいます。(※2)しかしこの頃には吐き気や倦怠感などつわりの症状が出始める人が多くなり、風邪と似たような症状から風邪薬などを飲んでしまう人もいるので注意が必要です。
体調不良が続き生理がこない場合は妊娠によるつわりの可能性があるので、風邪薬などを飲む前に病院で検査するようにしましょう。
(妊娠検査薬の使い方については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠検査薬が陰性から陽性に変わる原因

妊娠検査薬が陰性でも妊娠している場合もありますが、基本的には妊娠すると検査薬が陽性となります。一度検査して陰性だった人が翌日陽性に変わるなど、検査薬の結果が変わる主な原因は何でしょうか?考えられる原因をご紹介します。
リエ先生
産婦人科医
妊娠検査薬は妊娠4週頃から陽性になります。しかし、排卵の時期が遅れた場合、最終月経から4週経っていても実際の妊娠週数は4週になっていないこともあります。妊娠検査薬が陰性の場合、1~2週間後にもう一度チェックしてみましょう。
排卵日の計算が間違っていたから

たとえ排卵予測を行っていても、正確な排卵日を特定することは難しいです。自分で計算していた排卵日の予想とあっていない場合、妊娠していてもhCGホルモンが上昇するタイミングも前後してきます。そのため、翌日陽性になるなど妊娠検査薬の反応が変化していく場合があるのです。
妊娠検査薬に十分反応する尿が足りなかったから
妊娠検査薬は、正しい尿の量、濃度がないと正確な判定が出ません。正しい方法で検査を実施しないと、誤判定が出てしまうこともあります。hCGホルモンが分泌されたばかりの初期は、尿に含まれるhCGホルモンの濃度がギリギリなので、水分を多くとった後など、尿の濃度が薄いと陰性となることもあるでしょう。
妊娠検査薬の使用は、できるだけ朝一番の尿を使いましょう。正しい判定が出やすくなります。昼の尿で検査し陰性だった人が、朝の尿で翌日陽性となる場合もありますよ。しかし、数日間を開けてから検査する方がhCGホルモンの分泌量も増えており、しっかりと陽性反応が出やすくなります。3日ほど間をあけて再検査するのがおすすめです。
陽性反応が出るほどのhCGホルモンの上昇が遅かったから

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