育児休業給付金の支給日は？遅い場合はどこに問い合わせすればいい？

職場がハローワークに書類を提出していない、もしくは提出が遅いということが考えられます。初回の申請期限は育休開始から4か月が経過する日が属する月の月末となっています。そのため、何らかの理由でぎりぎりまで提出されていないと育休開始から4か月たっても振り込まれない、ということが出てきます。いつまでに提出されたのか、職場の担当者に問い合わせるとよいでしょう。

給付が遅い理由に、振込先金融機関に関する書類の問題があるかもしれません。「払渡希望金融機関指定届」に振込先を記載するのですが、この口座は本人のもので、姓が変わっていれば新姓に変更したものでなければいけません。銀行に証明印をもらうか、通帳のコピーが必要です。心当たりがあれば提出した書類について問い合わせしてみるといいでしょう。

もし受給資格がない場合「育児休業給付受給資格否認通知書」という書類が送られてきます。雇用保険の加入期間や労働時間が条件を満たしていない、育休中に月給の80%以上の給料が支払われている、など受給資格がない場合に送られてくるものです。この場合、不支給の決定がされてしまっているので、給付金を受け取ることはできません。

払渡希望金融機関指定届(金融機関の確認印、もしくは通帳のコピーが必要です)

振込みが遅いと感じたときは、まず申請書類を提出した先へ問い合わせてみましょう。

職場を通して書類を出した場合、担当者に提出したタイミングを確認しましょう。申請が遅れていた場合であっても、休業期間中の給付金はきちんともらえます。提出担当者の不手際などの場合、「遅延理由書」を作成して社会保険事務所に掛け合うことができますのであきらめないでくださいね。

職場を通さずご自身でハローワークに書類を提出している場合もあります。その時は、支給決定がなされているか提出先のハローワークに確認するとよいでしょう。もし書類不備があるなど、支給日が遅い理由がわかればすぐに対応できますし、支給日を問い合わせることもできます。ハローワークのホームページには育児休業給付についてのQ＆Aもありますので、問い合わせをする前に同じ事例がないか探してみてください。

支給が決定していると確認出来たら、振込を待つだけです。振込と同時期に「育児休業給付金支給決定通知書」が送られてきます。この通知が来れば安心です。2、3日中に銀行口座の残高を確認してみましょう。また、振込額の明細も「育児休業給付金支給決定通知書」から確認することができます。まず、一度振り込まれれば安心ですね。次回の申請も忘れないようにしましょう。