冷静な人の特徴・性格21個｜長所・短所は？恋愛・仕事の傾向や改善方法も！

冷静な人は持ちうるすべての判断材料を最大限活用してものごとを判断したいので、いろいろな情報を集めたり過去の経験を整理したりする時間が必要になります。直感でものごとを決める性格ではなく、さまざまな観点から極力時間をかけて決断します。

ひとつの決断について多様な視点で吟味した結果、無理だと判断すれば潔く退く勇気と覚悟を持っています。批判や周囲からの評価の低下を恐れて強引に進めることも、あと少しやればできるかもという無根拠な期待を持つこともないため、あっさり退いて周囲を驚かせることもあります。

冷静な人は精神的にきちんと自立しています。他人の影響を過剰に受けず、ましてや判断や決定を人任せになどとてもできないので、常に自分自身の判断で動く状況をよしとします。恋愛でもべったりしないので、冷静な女性の恋人の相手となる男性は少し寂しいかもしれません。一方冷静な男性は、リードされることが好きな女性にモテるでしょう。

仕事で何か失敗したり、恋愛が終わったりしても、感情的な人のようにいつまでもずるずる引きずることはありません。終わったことに対してあれこれの感情を抱いても意味がないことを、冷静な人はわきまえています。そうした行動から、男性・女性問わず冷たい人と思われてしまうことも冷静な人の残念なあるあるです。

これまで自分が経てきた経験や他人の意見、社会的常識や文献など、いろいろな分野から判断材料を集めています。「いい感じ」「何となく」「楽そう」などという感情や直感で何かを評価したり決断したりせず、あらゆることを多角的・多面的に見ることが習慣になっています。

仮に自らの選択が残念な結果や失敗を招いた場合でも、その失敗を導いた判断を、次の選択の際の判断材料として活かすことができます。発明家のトーマス・エジソンの言葉に「失敗したのではなく勉強したと思え」というものがありますが、冷静な人たちの考えも同じで、後悔しないで先へと進みます。

急ぎの仕事が大量に入った、トラブルが起きたなどの好ましくない状況になったとき、感情的な人は一気に焦って、何とかしようと即仕事に取り掛かって必死に片付けようとし始めます。ですが冷静な人はまず一旦引いた場所から全体的・俯瞰的な目線で状況を確認・判断し、最適なアプローチを考えようとします。

冷静な人は、周囲の状況や条件を材料としてさまざまな事態を想定する能力を持っており、予想しうるすべての展開に関しての対応を用意しています。したがって、思わぬことになった、予想外のことを言われた、などという動揺とは無縁です。あらゆる可能性を考えることができる冷静な人にとっては、すべてが想定内というわけです。

複数の課題を抱えたとき「やりやすい方」「楽な方」「早く終わる方」から片付ける手もありますが、冷静な人は、それらについて効率最優先の優先順位をつけます。仕事だけではなく、あらゆる行動がその優先順位に従って処理されます。かといってその優先順位が不動のものというわけではなく、状況に変化があるごとに優先順位は常に見直されていきます。