【医師監修】妊娠1週目の症状と注意点！受精するための知識をつけよう！

妊娠1ヶ月目の1週目（1w）は赤ちゃんがまだいないということはわかりましたが、からだの中でどのようなことが起きているのかを見ていきましょう。

妊娠0週目は、月経期に当たります。生理が始まると基礎体温も低温期に入り、生理痛などの症状が出たり精神的に不安定な状態になる方も出てきます。からだの中では、受精、着床に備えて厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち、出血とともに排出されます。一方で、卵巣では次の排卵に備えて卵子が複数個育ち始めます。

妊娠1週目（1w）は先にご紹介した通り、生理が終了し身体の不調の症状を訴えることも少なく、最も女性の身体の調子が良くなる頃になります。

妊娠1週目のこのころから卵胞ホルモン（エストロゲン）が増え始め、卵巣では、月経期よりもさらに卵子が成長していきます。卵胞ホルモン（エストロゲン）は、美容ホルモンとも言われ、血行を良くして肌の調子が整ったり、むくみをとってくれたりします。この頃、性欲も強くなると言われています。

妊娠0～1週の頃、卵巣では次の排卵のための卵子が育っています。これは将来受精をして赤ちゃんになるかもしれない卵なのです。染色体異常があると、受精し妊娠したとしても成長が止まってしまったり、先天性の異常を持って生まれてきたり、さまざまな問題が出てきます。この細胞レベルの妊娠1週目の時期から健康に気を遣うことが、今後の妊娠のための準備として重要になってきます。

妊娠1週目（1w）の終わりから妊娠2週目（2w）のはじめにかけて、いくつかの卵巣で育った卵子から大きくなった卵子が一つだけ選ばれて外へ出てくる排卵が起こります。排卵日の4日前～排卵日が最も受精しやすい時期として知られていますので、妊娠を望む方は、この時期に性交渉をしておくと受精できる可能性が高くなるでしょう。排卵日後から妊娠超初期症状を感じる方が出てきます。

排卵日には個人差があります。排卵日の計算方法や妊娠しやすい日に関する情報は、次の記事をご覧ください。

妊娠を望んでいる方は、妊娠するためにはどのようなことに注意すべきか気になるかと思います。妊娠1ヶ月目の1週目（1w）から注意しておきたいことをご紹介します。