排卵日後でも妊娠できる?排卵日・前後の妊娠の確率!妊娠しやすい日は?
【医師監修】妊活中女性が気になる「妊娠しやすい日」。妊娠しやすい日は排卵日を知ることで明確になってきます。排卵日前、排卵日、排卵日後の各妊娠率はどれくらいなのでしょうか?排卵日後にも可能性があるのでしょうか?気になる妊娠のタイミングを体験談と一緒にご紹介します。
排卵日後でも妊娠できる?
仕事や家事で疲れていたりパートナーがその気にならなかったりすると、最も妊娠しやすいと言われているタイミングをどうしても逃してしまうことがあるでしょう。月に一度の妊娠のチャンス、逃したくない気持ちが大きいかと思います。排卵日を逃してしまって、排卵日後でも妊娠できるのか気になりますね。体験談を交えてご紹介していきます。
排卵前の妊娠の確率は?
精子が生きていられるのは、女性の体内に入ってから最大で約5日間ほどと言われています。日付の変更を加味すると排卵6日前からが妊娠の可能性が高まってくるでしょう。排卵前に性交渉をしておくと卵子が排卵した瞬間に卵管で精子が待ち構えているため、より受精しやすい環境に近づけることができます。
妊娠しやすい日は排卵日4日前から始まる
精子は射精後約5、6時間ほどで女性の体内の待機できるところに到達すると言われています。そして48時間経過したころにはだんだん老化し、力尽きる精子も出てくるでしょう。ところが中には生命力の強い元気な精子もいて、5日後まで生き残るものもいるのです。
調査によると、生き残る精子が多くなるのが排卵日4日前のタイミング。排卵日の4日前から妊娠しやすい日がスタートすると考えられています。
排卵日2日前に妊娠率がピークに
多くの精子は射精されてから48時間ほどまで元気に活動できます。排卵日前日~2日前にタイミングを取っておくと、排卵された卵子が出てくるのを元気な精子がたくさん待ち構えているという状況を作り出すことができるでしょう。
このような理由から、排卵日よりも排卵日2日前が最も妊娠率が高まるということがわかっています。妊娠の可能性は排卵日の4日前から上昇し、ピークは排卵日2日前です。
マリコ先生
産婦人科医
排卵日が近くなると子宮頚管粘液の性質が変化して、膣内から子宮内に精子が入っていきやすい状態になります。その変化は、排卵日の数日前から起こるので、予測された排卵日の数日前からタイミングをとりましょう。
排卵日の妊娠の確率は?
卵巣から卵子が排卵される排卵日は、最も妊娠しやすいタイミングと考える方が多いでしょう。排卵された卵子の受精能力には制限時間があります。卵子の制限時間は16時間~24時間と言われており、もっとも受精しやすいのは排卵後6時間です。
妊娠率は排卵前日より下がっている
卵子の受精能力を考えると排卵日にタイミングをとるのが最も妊娠の確率が高いと思われるかもしれません。しかし排卵する瞬間は正確に測ることが難しく、排卵日であっても卵子の受精能力が残されている間に精子が到着できない可能性もあります。
精子は受精可能な期間が約5日間と長いため、子宮内にとどまることができます。排卵日前日までにタイミングを取っていれば、排卵を待ち構えていられるので妊娠の可能性が高まるでしょう。
逆に排卵日当日でも排卵して時間が経過してしまえば、受精することはできなくなっているかもしれません。排卵日前日よりも排卵日当日の方が妊娠の確率が下がってしまっているのです。
(妊娠の流れについては以下の記事も参考にしてみてください)
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