【医師監修】妊娠1週目の症状と注意点!受精するための知識をつけよう!

妊活中の女性は生理が遅れると妊娠したか気になることでしょう。妊娠1週(1w)とはいつのことなのか、妊娠1週目の妊婦にはどのような症状が現れるのか、また妊娠1週目には体内でどのようなことが起こっているのかなど、妊娠までの過程をご紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠1週目の症状とは?妊娠超初期症状は現れるの?
  2. 妊娠1週はまだ妊娠していない?週数の数え方とは?
  3. 妊娠1週目はお薬もレントゲンも問題なし
  4. 妊娠0~1週目、からだの中で起きていること
  5. 妊娠1週目、受精するための知識として注意点を確認しよう
  6. 妊娠1週目は卵子が育つ大切な時期

葉酸は妊娠前からの摂取が重要

妊婦さんが葉酸を摂ることについては、厚生労働省からも推奨されています。妊婦さんが葉酸を摂取することにより、生まれた赤ちゃんの先天性異常の発症率が著しく減少していることが研究で明らかにされています。このことから、妊娠の可能性がある方はすぐにでも服用を開始した方が良いのですが、妊娠を考えている女性も葉酸の摂取を始めた方がよいとされています。

理由としては、卵巣で卵子が育つ時期から妊娠1ヶ月の妊娠超初期に入っており、細胞の生成に関わってくるためとしています。妊娠を望む女性は、妊娠1週目から将来の赤ちゃんのために、葉酸の摂取をぜひ始めてみてください。また、葉酸は造血ビタミンとも呼ばれており、つわりの時期の妊娠初期では食べられずに栄養不足になりがちなので、葉酸を摂っておくと貧血の予防にもなります。

葉酸についてもっと詳しく知りたい方は、次の記事をご参考にしてみてください。

【妊婦と葉酸】摂取はいつからいつまで?妊活中・妊婦の食べ物のおすすめは? | AKANBO[あかんぼ]

風疹の予防接種を受けておこう

妊娠初期は、赤ちゃんの身体の最も重要な組織がつくられる頃になります。つわりの症状がつらくなる妊娠初期~妊娠5ヶ月頃までの妊婦さんが風疹にかかった場合、風疹ウイルスが胎児にも感染してしまい、赤ちゃんが生まれてきたときに先天性の障害である「先天性風疹症候群」にかかってしまう可能性があることがわかっています。

妊娠が発覚する前から、風疹の抗体を検査しておき、妊娠に備えましょう。もし風疹の抗体がなかった場合には、風疹の予防接種を受けておくとよいでしょう。

食事や健康に気遣い元気な卵子を育てよう

質のいい卵子を育てるためには、健康な身体が必要です。健康体でもある一定の確率で染色体異常は発生してしまいますが、身体の状態が良いと質の良い卵子も育ちやすく、染色体異常も減らすことに繋がります。女性には冷え性の方が多いですが、冷え性持ちの方はお風呂にしっかりと浸かったり、足先や足首、お腹や背中を冷やさないようにして冷え性対策を心がけましょう。

日々の食事もまた健康な身体を作る上では最も重要なものの一つです。食べたものが身体の一部になり、卵子を作っているのです。将来妊娠するために、食事を見直して、食事を選択する際にも身体にいいものかを一度考えながら選んでみてください。妊婦さんになったときにも健康に対する意識が高いと、つわりなどの症状にも対応しやすくなります。

妊活中の方は、次の記事を妊活に役立ててみてくださいね。

妊活アプリおすすめ11選!無料で使える?口コミで人気なのは? | AKANBO[あかんぼ]
不妊治療に漢方!妊活に役立つ漢方13選と口コミ・値段をご紹介! | AKANBO[あかんぼ]

生理周期が短い人は受精の時期かも

生理周期には個人差がありますが、生理周期が短い方は、この時期に排卵が行われている可能性があります。同時に、性交渉をしていた場合には受精している時期かもしれません。受精していたとしても、つわりや腹痛などの妊娠初期症状はまだ現れませんが、妊娠超初期症状を感じることもあるかもしれません。

妊娠1週目は卵子が育つ大切な時期

妊娠1ヶ月目の1週目(1w)には、将来の赤ちゃんである卵子がぐんぐん育つ時期です。健康な卵子を育てるためにも身体に気を使い、ヘルシーな生活を心掛けると良いでしょう。また、この周期に妊婦さんになることを考えて、つわりでつらくなる前に旅行やおでかけを楽しんでもいいかもしれません。レントゲンを撮る必要がある方も、早めに済ませておくと安心です。ぜひ身体の調子のいいこの時期に楽しんでみてください。