【医師監修】妊娠24週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!体験談も

妊娠24週はようやく妊娠7ヶ月突入です!マタニティ生活も中盤を過ぎました。お腹も突き出てくるので周りからも
妊婦さんと認められる時期でしょう。妊娠24週は妊婦や胎児はどんな状態なのでしょうか。逆子や早産の心配もあわせ、症状や注意点をご紹介します。

( 6ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 妊娠24週目はどんな時期?
  2. 妊娠24週目の妊婦の状態
  3. 妊娠24週目の胎児の状態
  4. 妊娠24週目の可愛らしいしゃっくり
  5. 妊娠24週目は胎児が逆子になることも
  6. 妊娠24週目の妊婦に起こりやすい症状と対策
  7. 妊娠24週目の妊婦の注意点
  8. 妊娠24週目で早産となったら
  9. 妊娠24週目の日々の過ごし方
  10. 体調管理に気を付けて快適な妊娠24週を

妊娠24週はバランスのとれた食事と適度な水分補給を

妊娠24週には限らず妊娠全般でバランスの良い食事をとることはとても重要なことです。主食を中心にとり不足しがちなビタミン、ミネラルを副菜でとること、体づくりの基礎になる主菜を適量にとり乳製品など色々な食品からカルシウムを補うと良いでしょう。体重管理のためにもごはんを中心にした一汁三菜を心掛けるとバランスが簡単にとれます。

また妊娠中は汗をかきやすく、血液をサラサラにして胎児に血液を送らないといけない事や羊水にも水分を使用するために水分補給は大切です。便秘解消にもなりますね。非妊娠時の1日の水分摂取量は1日に1~1.5L程度ですが、妊娠時は2Lが必要と言われています。ただあまりとりすぎるとむくみを起こしてしまうので2L以上は控えるようにしましょう。

妊娠24週は転倒に注意を

妊娠24週にもなると大きくなってきたお腹で足元が見えなくなってくるため、落ちている物に気付かず転倒することがあります。またお腹の重さや体重も増えている為バランスも崩してしまいがちです。階段や浴室、雨上がりの道路や病院の廊下も床が滑りやすいので注意してください。自分に限って大丈夫という油断が禁物です。

階段は手すりを使う事や靴の裏に滑り止めを貼ったり、歩幅を小さく慎重に動くようにしましょう。家の中もつまづくものがないように片づける良い機会ですね。

妊娠24週目で早産となったら

妊娠24週目の早産は生存率は80%と23週に比べ飛躍的に上がります(※4)。ただ後遺症のリスクも高くなるので、早産の兆候があったりエコー検査で診断された場合は安静、薬の服用、点滴などで正産期まで胎児をお腹の中に留めておく治療が必要になります。

注意する早産の兆候

出典:https://www.pinterest.jp/pin/639863059552801914/

早産の兆候は痛みを伴うお腹の張り、出血などの症状があります。1時間に2回以上頻繁にお腹が張り安静にしても改善しない時は異常が起こっている場合があります。またおしっこのような水が出てきたときは破水が疑われますので、すぐに病院の診察を受けてください。自覚症状がなくてもエコー検査で早産の傾向があると診断されることもあるため、妊娠24週目からは検診の回数が増える病院が多いでしょう。

妊娠24週で早産の危機が…

妊娠24週の頃に切迫早産と診断された妊婦さんの体験談を紹介します。

先輩パパ(妊活経験有)

20代後半

私の妻は妊娠24週に入った時に突然陣痛がきて点滴治療でも子宮口が広がることを抑えられず、帝王切開で685gの女の子を出産しました。予定日は初夏でしたが年が明けてすぐに生まれました。生まれた娘はしばらく保育器で育ちましたが、特に感染症にかかることもなく元気に育ちもうすぐ2才です。

先輩ママ(妊活経験有)

30代前半

2人の子供は妊娠24週の頃にエコー検査で切迫早産の診断をうけ、ウテメリン服用自宅安静→入院点滴→退院→出産をしました。医師の言う通りにして無事に退院し正期産に入って出産をしました。お腹の張りを抑えるには服用の薬よりやはり点滴が一番良いようでした。 赤ちゃんには「もうちょっとお腹の中で遊んでてね」って声をかけていました。

妊娠24週で出産となっても赤ちゃんの生命力と医学によって元気に成長する可能性が高くなる時期ですが、出来る限りお腹の中で成長させてあげるようにしたいですね。

妊娠24週目の日々の過ごし方