【医師監修】妊娠24週の妊婦・胎児の状態は？症状と注意点！体験談も

妊娠3週の着床の頃には針の穴ほどの小ささだった胎児が、妊娠24週の頃には体長300～350mm、体重550～1,000gほどになります（※1）。ほんの1ヶ月前に比べても体重は2.5倍ほど増えており、お腹の中で著しい成長を遂げていることがエコー検査でも目に見えてわかります。少しづつ子宮内の隙間がなくなりますが、この時期はまだ自由に動ける状態なので胎動は激しく感じるでしょう。

妊娠24週の胎児はの器官はここまで成長しています。

●脊髄の構造が完成
●脳が発達して体の動きをコントロールできる
●耳で聞き目で見た情報を脳に送る伝達経路が完成
●目のレンズの部分ができ、まばたきする
●鼻の穴が開き始める
●皮膚の下に毛細血管が作られ始める
●肺などの臓器の中の血管が発達する
●声を出すために必要な気管、呼吸筋などが揃う

妊娠24週の胎児は子宮の中で声を出す事はできませんが、外の世界に出たときに泣き声を上げるための準備をしています（※2）。

妊娠24週の頃からエコーで見る胎児は目鼻立ちがしっかりして、顔つきがわかることもあります。口をパクパクしておっぱいを飲む練習をしているような様子やまぶたの形はくっきりエコーで見ることができます。また5本の手足の指も綺麗に写ります。ただエコーでは胎児の角度にもよるので見たいところを見ることができないことも多いですね。

妊娠24週の胎児は反射神経が発達してきます。そのため外から聞こえる声や音に反応して、手足でキックやパンチをしてくる等激しい胎動を感じます。パパが呼びかけてお腹をトントンとしたら蹴り返してきたり、ママが歌を歌うとまるで踊っているように動きが強くなったりと、コミュニケーションを楽しむことができる場合があります。胎教に良い音楽をを聴かせてあげることもこの時期から始めると良いでしょう。

胎児の性別はエコー検査で早い段階でわかることもありますが、妊娠24週の胎児は生殖器が完成に近づいているため、より確実に性別を確認できるようになります。ただ胎児の向きによっては隠れてしまっていて生まれるまでわからないという場合もあるようです。エコーで見たときに股の間に「ピーナッツ」のような形が見えたら男の子「木の葉」のような形が見えると女の子です。