妊婦は仕事をいつまでできる?9つの注意点と職種別の体験談も

【医師監修】待望の赤ちゃんが出来た喜びも束の間、お仕事をしている妊婦さんは仕事を続けるか辞めるかまず考えるでしょう。妊婦となった今、いつまで仕事ができるのか職種や妊娠の症状により大きく違ってきます。妊娠中の仕事についての注意点と様々な職種別での体験談も紹介します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊婦は仕事をいつまでできるのでしょう
  2. 妊娠しても続けられる仕事内容であるか確認する
  3. 妊婦が仕事を続けるときの8つの注意点
  4. 職種別の妊娠初期で仕事を辞めたケース
  5. 職種別の妊娠中期で仕事を辞めたケース
  6. 職種別の妊娠後期まで仕事を続けたケース
  7. 産後の職場の待遇も重要なポイント
  8. 職場の繫忙期と自分の体調に合わせましょう

通勤時の満員電車やバスはつわりの時期には辛いものです。お腹も目立たないので座ることもできず、においで気分が悪くなることもあります。お腹を押されてしまうことも心配です。上司への報告の際には、時差出勤の許可を得るようにしましょう。また、体に負担のない通勤ができるよう家族と相談してみましょう。

3.仕事を続けるときの注意点 【妊婦は体を冷やさない】

体の冷えは妊婦には禁物です。血行が悪くなり胎児に必要な栄養分がいかなくなります。冬は寒い屋外に居続ける仕事や冷たい水を長時間触ったり、夏は冷房が効きすぎる部屋での長い時間の作業に注意しましょう。

4. 仕事を続けるときの注意点【妊婦は煙草の煙やにおいを避ける】

妊娠中はにおいに敏感です。煙草の煙やにおいを少しでも嗅ぐと体調が悪くなることもあります。周りの人が吸う煙草の煙を吸うことを受動喫煙といい、胎児に悪影響を与えるのです。職場の席が喫煙所に近かったり、においが気になりストレスになる場合は、席を変えてもらうなどの相談をするようにしましょう。

5. 仕事を続けるときの注意点【妊婦は重い物を持たない】

妊娠中に重い物を持つときはどうしても子宮や骨盤周りに力が入り、妊婦や胎児に負担がかかります。その影響でお腹の張りや痛み、腰痛が起こり切迫流産や早産につながることもありますので、周りの人に助けてもらいましょう。また高い位置の物を背伸びして取ることも妊婦は注意しましょう。

6. 仕事を続けるときの注意点【妊婦はヒールの高い靴を履かない】

いつもヒールを履いていた人は抵抗があるかもしれませんが、妊婦がヒールを履くことは厳禁です。だんだん大きくなっていく体をかかとの高い靴で支えていると、バランスを崩して転倒の危険があります。妊娠初期のお腹が目立っていない時も、滑りやすい場所がどこにあるかわかりません。

かかとの低い靴もしくはスニーカーなど立ち上がりやすく、歩きやすい靴を選ぶようにしましょう。

7.仕事を続けるときの注意点【 妊婦は風邪予防を徹底する】

妊婦は風邪をひいても抗生物質など薬を服用することができないので悪化しやすく、胎児にも影響が出てしまいます。特に風邪やインフルエンザが流行る時期は意識して、マスク着用やうがい手洗いの予防対策を徹底しましょう。

(妊婦の風邪については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦が風邪をひいたら?治し方は?赤ちゃんに影響は?予防法も!
妊婦必読!風邪薬で飲んでもいいものとダメなもの!赤ちゃんに影響は?

8. 仕事を続けるときの注意点【妊娠によるむくみ対策をする】