破水とは?種類がある?色・量・匂いでの見分け方!体験談も!

【医師監修】臨月に入ると、いつ破水してもおかしくはありません。ただ、初産のママはどう破水を見分ければいいのか、わからないことも多く不安になります。破水とは?種類がある?色、量、匂いでの見分け方などについて、先輩ママの体験談やドクターの指摘を交えて説明します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 破水とは?種類はあるの?
  2. 破水の特徴とは?色や量、匂いはどんなの?
  3. 破水と尿漏れの見分け方
  4. 破水してしまったら?破水対策と対処法
  5. 気づかないとどうなる?破水のリスクと胎児への影響
  6. どんな時に破水するの?先輩ママの体験談
  7. 破水かも?と思ったらすぐに病院へ!

臨月~出産間近になると、大きくなった子宮により膀胱(ぼうこう)が圧迫され、頻尿や尿漏れが起きやすくなります。大量に破水した場合はすぐに気が付きますが、高位破水の場合はチョロチョロと少量しか出ません。尿漏れと似ているため破水かどうかわからない場合があります。破水と尿漏れの見分け方について説明します。

尿漏れの特徴と原因

まいママ

20代

妊娠8カ月に入り、時々尿漏れするようになった

通常、膀胱は尿が溜まり始めると少しずつ膨らもうとします。臨月に入り子宮に膀胱が圧迫されると今までどおり膨らむことができません。このため妊娠中、とくに臨月から出産間近にかけて頻尿が起きやすくなります。くしゃみやちょっとした刺激によって尿漏れにつながってしまいます。尿漏れを起こさないためにも、トイレを我慢しないようにしましょう。

リエ先生

産婦人科医

破水とは赤ちゃんを包んでいる膜に穴が空くことで起こります。産道へ続く、下の方の膜が破れる破水と、上の方の膜が破れる高位破水があり、特に高位破水の場合には、流れ出る羊水が少量のことがあり、尿漏れと間違えることもあります。

(妊娠中の尿漏れついては以下の記事も参考にしてください)

妊娠中は尿漏れしやすい?原因と対策!妊婦の尿もれ必須アイテム5選!

破水の見分け方

破水の見分け方は、生臭い匂いや大量に出てきた場合はすぐに破水と気が付きます。

無色・無臭でチョロチョロと少量の場合だと、尿漏れと見分け方がわからない場合が多いでしょう。尿漏れの場合は黄色くアンモニアの匂いがするので、すぐに尿漏れだと気が付くことができます。破水の場合は自分の意思では止めることはできなません、見分け方がわからないときは、自分で止めることができるかどうか、確認してみるとよいでしょう。

破水してしまったら?破水対策と対処法

臨月に入ったら、いつどこで破水してもおかしくはありません。破水から出産までの時間には個人差がありますが、破水はもうすぐ赤ちゃんに会えるサインです。しかし、すぐに陣痛が始まるとは限りませんし、陣痛が来なくても適切な処置によって無事に出産できます。落ち着いて出産を迎えられるように対策と対処法を覚えて陣痛・出産に備えましょう(※2)。

突然の破水!まずは落ち着いて病院へ連絡を

まこママ

20代

破水きたー!!!!!!母と子の頑張り所(笑)

破水かも?と思ったら、まずは病院に連絡をして色や量、匂いなど症状を伝えましょう。尿漏れとの見分け方がわからない場合も、時間が経つと膣から細菌が侵入してしまうこともあります。自己判断はせず病院へ連絡をしましょう。

移動するときは、夜用のナプキンを当てて、さらに腰にバスタオルなどを巻いておくと安心です。車やタクシーで移動する場合はお尻の下にもタオルを敷いておくと、車のシートを汚さずに済みます。

陣痛を伴う場合は一人で準備するのは大変なので、前もって準備をしておきましょう。家族と破水時のシミュレーションをして陣痛、出産に備えましょう。

リエ先生

産婦人科医

破水の時の羊水の量は、多い時もあれば少ない時もあります。どちらでも、破水には変わりなく、破水すると赤ちゃんへの感染のリスクが高まります。自分で判断せず、病院を受診しましょう。

臨月に入ったら対策をしておきましょう

臨月に入ったら対策をしておきましょう。

出産が近づくと必ず入院準備をしておくと思いますが、臨月に入ったら突然の破水に備えておくことも大切です。タオルでは不安という場合、ビニールシートも準備しておくと安心です。外出先で破水してしまうことも考えられますので、夜用のナプキンを持ち歩いているといいでしょう。

地域によっては、陣痛タクシーを利用できることもできます。陣痛時だけではなく破水時にも対応できるような用意がされています。対象の地域に住んでいる場合は陣痛タクシーに登録しておくと安心ですね。

(臨月の過ごし方については以下の記事も参考にしてください)

臨月の過ごし方や外出の際の注意点!破水対策や陣痛に備えよう!

気づかないとどうなる?破水のリスクと胎児への影響