産婦人科の初診の流れと初診料は?妊婦検診は保険がきかない?体験談も

【医師監修】「妊娠したかもしれない」と思ったら産婦人科に受診される方が多いでしょう。しかし「産婦人科の初診料っていくらなの?流れは?」と色々と不安になりますよね。この記事では「初診の流れ」や「初診料」などを体験談を交えて確認してみましょう。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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目次
  1. 産婦人科で妊娠検査を受ける目安は?
  2. 妊娠での産婦人科の初診の流れは?
  3. 妊娠での産婦人科の初診料は?
  4. がん検診などでの産婦人科の初診料は?
  5. 妊婦検診は保険がきかない?
  6. 産婦人科の初診料の体験談
  7. 産婦人科を受診する時の注意点
  8. 産婦人科の初診料と診察料は事前に確認しましょう

妊娠で産婦人科を受診した際の初診料の平均の相場。初診料って高い?

初めての産婦人科を受診した時、目安として平均の相場は5,000円から15,000円と言われています。産婦人科の設備や規模によって費用の平均の相場も変わってくるでしょう。初診料が安いと感じる方は少ないようですね。心配の方は事前に産婦人科へ相場はどれくらいなのか確認するのが良いでしょう。

リエ先生

産婦人科医

初診料は病院によって異なります。総合病院では3000円~5000円程度かかることも多いため、気になる方は受診前に病院に問い合わせましょう。

がん検診などでの産婦人科の初診料は?

「がん検診」「妊娠検査」どちらの目的で産婦人科に行っても、残念ながら初診料はかかってしまいます。しかし、近くの自治体によって無料でがん検診が受けられる所や補助が出る所もあるため、地域の自治体に問い合わせしてみましょう。

妊婦検診は保険がきかない?

妊娠は病気ではないため正常な妊娠な場合、保険は適用されず今後の妊婦検診の費用が全額自己負担になります。しかし、「妊娠が陰性の場合」や「風邪などで受診した場合」「母体や胎児に何かしらの異常が見つかった場合」などは、保険が適用される場合があるようです。検診後に保険が適用されるかされないかわからないため、必ず保険証は持っていきましょう。

リエ先生

産婦人科医

妊婦健診や癌検診は原則として病気ではなく、健康な状態と考えるため、保険適応にはなりません。しかし、妊婦健診中に、例えば切迫流産や切迫早産と診断され、通常の検診以外にも病院で診察を受けた場合には保険が適応されることもあるため、病院に確認しましょう。

妊婦検診受診票があれば初診料も無料になる?

妊娠が確定したあと、市役所に届けを提出すると各自治体から「母子手帳」と「妊婦検診受診票」をもらうことができます。この妊婦検診受診票を使用すると「今後の検診代が無料になる」「安い費用に抑えられる」など補助してくれます。

しかし、産婦人科が妊娠を確定する判断の基準として、胎のうや胎児の心拍が確認出来てからです。そのため、どうしても初診での通院では妊娠の確定が難しくなるため、初診料が無料になることはありません。妊婦検診受診票を受け取ってからの妊婦検診は受診票を使用するため費用が安くなる場合や、無料になる場合もあります。

リエ先生

産婦人科医

妊婦検診や癌検診は原則として病気ではないため自費となります。その代わり、自治体で助成をしている地域も多いため、一度確認しましょう。初診料は病院の機能によって値段が異なるため、気になる人は受診前に確認してください。

母子手帳を受け取ったら

母子手帳は毎回妊婦検診の際に必要になってきます。「診察を行った日」「血圧」「体重」など母子手帳に妊娠中の経過を記入していきます。また妊婦の健康状態や生活環境について記入するようになっているので、母子手帳を受け取ったら必要事項を記入しておき、妊婦検診の際に毎回持参しましょう。

産婦人科の初診料の体験談