妊婦の美容院での注意点!カラーやパーマはダメ?おすすめは?体験談も

【医師監修】妊婦さんになっても美容院で髪をカットしてリフレッシュしたり、リラックスしたいですよね。長時間同じ姿勢だし、カラー液やパーマ液の影響も気になるし、妊娠中最後の美容院はいつまでに行くべきか不安になります。妊婦さんが美容院に行く時の注意点や体験談をご紹介します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊婦の美容院での注意点
  2. 妊娠初期はつわりで美容院のにおいがつらい
  3. 妊娠中期は皮膚が敏感になっている
  4. 妊娠後期は同じ姿勢が原因のトラブルがある
  5. 妊婦が美容院に伝えておきたいこと
  6. 妊婦のカラーリングやパーマは胎児によくないの?
  7. 妊婦におすすめの髪型
  8. 妊婦と美容院についての体験談
  9. 妊婦ライフの最後の美容院はいつまでに行く?
  10. 妊婦も美容院でリフレッシュ!

妊婦の美容院での注意点

妊娠中は日常生活の中で気を付けたいことが増えます。栄養のある食事を考えたり、体が冷えないように温かくしたり、薬は飲まないように健康状態にも気を配ります。

美容、特に髪の毛は妊娠中でも伸びるので、お手入れするために美容院へ行きたいですよね。でも時間がかかるので「同じ姿勢でつらくないか」とか「つわりで行きたくても行けない」など不安になります。妊婦さんにとって美容院は不安材料がたくさんある場所になっていませんか?

妊婦も美容院でキレイにしたい!

妊娠がわかってから出産まで10か月近くありますので、妊娠中は何度か美容院に行きたくなるでしょう。これまで通り、カットやカラーリングやパーマを楽しむことはできるのか、どのような注意点があるのかについて解説します。

また、妊娠中最後の美容院をいつまでに済ませるか悩む人も多くいます。産後は美容院に行きたくても行けない状況が予想できます。臨月になると大きなお腹で長時間座っていることはつらいですよね。あまりギリギリまで待っていると予定日より早く出産となってしまうかもしれません。

美容院について不安があれば医師に相談を

一般的に妊婦さんやお腹の赤ちゃんに問題はないとされていることでも、妊娠の経過や体質などによっては控えたほうがいい場合もあります。美容院に行くことについて不安がある時は、医師に相談して下さい。不安を解消してから美容院に行きカットやカラーリング、パーマを楽しむようにしましょう。

妊娠初期はつわりで美容院のにおいがつらい

妊娠初期(妊娠2〜4か月)はつわりでにおいに敏感になる妊婦さんが多いです。美容院はシャンプーやカラーリング、パーマの薬剤などのにおいが混ざって、普段とは違う刺激を受ける場合が多いでしょう。妊娠前は気がつかなくても、妊娠初期はさまざまな感覚が変化しているので、においがつらいと感じるかもしれません。

美容院に長時間いると、においで気分が悪くなってしまうおそれがあります。美容院に行くのは体調がよい時にしましょう。カラーやパーマは時間がかかります。カットだけであってもつわりがある時は無理をせず、つわりが収まる安定期まで我慢しましょう。

(つわりについては以下の記事も参考にしてみてください)

つわりがひどい…!楽になる方法10選!入院が必要な場合も?体験談あり

妊娠中期は皮膚が敏感になっている

妊娠中期(妊娠5〜7か月)は安定期と呼ばれる時期で流産のリスクが低くなります。つわりや体調も安定する妊婦さんが多く活動的に過ごせます。つわりが終わっても、においには敏感な妊婦さんは多いので、美容院ではにおいで気分が悪くならないように気をつけてください。

安定期とはいえホルモンバランスが変化していて、皮膚が敏感になり刺激に対して思わぬ反応をします。愛用していた化粧品で肌にかゆみを感じたり、服が擦れて湿疹が出ることもあります。美容院のパーマ液やカラー液が刺激になり、頭皮にかゆみなどが出たら産婦人科または皮膚科の医師に相談しましょう

妊娠後期は同じ姿勢が原因のトラブルがある

妊娠後期(妊娠8か月以降)は、大きくなった子宮に内臓や血管が圧迫されたり、お腹を支えるために足腰に負担がかかったりして、さまざまな不調を抱える人が少なくありません。いつからいつまでそのような症状があるかは個人差があります。こうした不調は、長い時間同じ姿勢で座り続けることで痛みや症状が強くなるものがあります。

リエ先生

産婦人科医

カラーやパーマの液自体が胎児に影響することはありません。しかし妊娠中は皮膚も敏感になっていたり、長時間座っていることが辛いという人もいるため、注意が必要です。