マタ旅とは?行けるうちに行くべき?早産になるって本当?体験談あり

安定期に入り残り少ない夫婦二人の時間を過ごすのに人気の「マタ旅」。最近よく耳にするようになってきましたが実際その意見は賛否両論です。今回「マタ旅」とはどういう旅行なのか、行けるうちに行くべきなのか、そして妊娠中の旅行にはどんな危険があるのかなどご紹介します。

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Contents
目次
  1. マタ旅とは?
  2. マタ旅は行けるうちに行くべき?
  3. マタ旅に行きました!というママ達の体験談
  4. 早産になるって本当?
  5. 海外旅行で早産になった場合
  6. マタ旅計画中の方は必ず主治医に確認を

妊娠中は体調が急変することもあります。つい歩きすぎてお腹がカチカチに張ってしまったり道路の渋滞で思うように休憩が取れず我慢を続けた結果、車の中で破水してそのまま早産になったというケースもあるようです。

慣れない土地でのストレスが早産につながる?

心だけでなく体にも大きく影響を与える「ストレス」は妊婦さん、赤ちゃん共に大敵と言っても良いでしょう。

妊娠中はホルモンバランスの影響でイライラしやすかったり涙もろくなるなど、精神的に不安定な所があります。また、知らない土地での旅行は楽しい反面、普段よりも動きすぎてしまい気付かぬうちに肉体的ストレスが溜っていることがあります。

それが積み重なると早産の原因の一つにもなるので危険です。妊婦さんは赤ちゃんの為にも、くれぐれもストレスは溜めないよう気を付け、出産に向けてリラックスして過ごしましょう。

感染症が早産を引き起こす?

夏は食中毒、冬はインフルエンザやノロウイルスなど一年を通してあちらこちらで感染症が流行しています。うがい、手洗いなど対策はできますが100%感染しないとは言えません。万が一、感染してしまったときに怖いのは早産だけではなく、妊娠中は感染症治療のために使用する抗生物質が使えないということです(※2)。

また、海外旅行においては現地で流行している感染症にかかってしまった場合、その旅行先の病院や帰国後に専門の病院で隔離入院ということも考えられるので注意しましょう。

怪我や事故が早産の原因に?

マタ旅で懸念される「安全面」。誰だって怪我や事故には合いたくないですよね?しかし、不運というのはいつ誰に降りかかるかわかりません。

●転倒してお腹を打った
●慣れない運転で事故に、その衝撃で体を強く打った

その後、お腹に強い張りを感じ緊急外来へ...そのまま早産になった妊婦さんもいます。想像したくありませんが、突如襲ってきた怪我や事故が早産の原因になることもあるのです。

海外旅行で早産になった場合

楽しいマタニティバカンスから一変、なんと海外で出産する事態に...日本とはまるで異なる場所での分娩。いったいどういう支障が出てくるのか、出産に関する海外保険は適応されるのかを下記にてご説明します。

言葉の壁

「海外旅行中に破水してしまった」なんて考えただけでもゾッとしますよね?医者と妊婦さん、お互いの気持ちを言葉として意思疎通できない中での分娩は不安でいっぱいでしょう。また、赤ちゃんを出産後も入院しなければならないことを考えると、医者や看護婦さんとの言葉の壁は想像以上に大変だと思って良いでしょう。

海外旅行中に出産!その費用なんと1億円?

出産費用に1億円?これは大げさに言っているわけではなく本当に請求される可能性がある金額なんです。その理由は、ほとんどの海外旅行保険が「出産、早産、流産」に対して保険対象外だからです。

海外ですぐ病院が見つかり、治療が受けられる保証がありません。治療を受けられたとしても、赤ちゃんが未熟児で生まれた場合は保険の適用がない結果、高額な医療費や滞在費を請求される場合があるということを頭に入れておかなければなりません。

マタ旅計画中の方は必ず主治医に確認を

ここまでマタ旅についてお話ししてきましたが、マタ旅は賛成意見もあれば反対意見もあります。妊娠中の旅行を考えている妊婦さんは健康状態や時期、人それぞれの状況によりますので必ず医者に確認しましょう。