産後の腹筋はいつから?始める時期に要注意!効果的なやり方のコツも紹介!

【医師監修】産後のぽっこりお腹は気になります。腹筋運動で元の体に戻したいものですが、いつから始めたらいいのでしょうか。始める時期別に腹筋運動のやり方や注意点、効果的なやり方のコツなどを紹介します。ドクターの助言もあります。産後のママはぜひ参考にしてください。

Contents
目次
  1. 産後の腹筋はぽっこりお腹に効果ある?
  2. 産後の腹筋はいつからできる?始める時期別の鍛え方・注意点は?
  3. 産後のぽっこりお腹を割る効果的な腹筋のやり方、コツ6選!
  4. 産後に腹筋をする際の注意点…腹直筋離開って?
  5. 産後の筋トレ、無理しないで!

産後の腹筋はぽっこりお腹に効果ある?

妊娠中はお腹(なか)が大きく膨らんで体重も増加します。ところが出産後、赤ちゃんがお腹から出てきたのにお腹は妊娠中と同じぽっこりと膨らみを残したままになっている人もいます。お腹に赤ちゃんがいないのに、どうしてなのでしょうか?

「筋トレやエクササイズでお腹のたるみを解消して、妊娠前のお腹に戻したい!」と気になるぽっこりお腹の改善策を考えるのも当然です。産後の正しい腹筋運動の時期ややり方について紹介します。

産後のぽっこりお腹の原因

産後のぽっこりお腹には、様々な原因があります。妊娠中に腹筋の筋力が低下してしまっていたり、妊娠中の伸びきったお腹の皮膚がたるんだままになっていたりするためです。妊娠中に大きくなった子宮が産後も大きいままで、それが原因でぽっこりお腹になる場合もあります。

出産時は赤ちゃんが産道を通過する際に骨盤が大きく開いて緩みます。それも妊娠前の体重に戻りにくい、また産後のぽっこりお腹の原因として考えられます。(※1)

ぽっこりお腹に腹筋運動が効果的

産後のぽっこりお腹を元通りに戻すには、腹筋運動が効果的です。産後の過ごし方次第では妊娠前よりさらにお腹周りが引き締まり、スマートで美しい体型を目指すことができます。しかし、出産後は体力が完全に回復していません。いきなり激しい腹筋運動をするのは危険です。

産後の腹筋運動は体調や回復の具合に応じて、正しい筋トレやエクササイズを行う必要があります。

増田陽子

内科医

腹筋はお腹がポッコリ出ないようなコルセットの役割をしています。しかし、女性は男性よりも腹筋が多くないためお腹のカバー力が弱く、ポッコリお腹の原因になっています。

(産後リフォームについては以下の記事も参考にしてください)

産後リフォームはいつから?やり方は?効果抜群の人気アイテム15選!

産後の腹筋はいつからできる?始める時期別の鍛え方・注意点は?

産後の腹筋運動はいつからできるのでしょうか?一言で腹筋運動といっても、さまざまな種類の筋トレやエクササイズがあります。ここでは、産後の時期別に適した腹筋の鍛え方や注意点を紹介します。出産後の体はとてもデリケートです。無理のないように、正しく行なうように心がけましょう。

産後1カ月の腹筋【鍛え方】

産後1カ月の腹筋【鍛え方】は要注意です。

産後1カ月は特に安静にしなければいけない、とてもデリケートな時期です。体力的にできない家事や運動も多く、日常生活でも様々な注意を必要とします。しかし、産後1か月でもできる腹筋運動があります。筋トレやエクササイズといったハードなものではありません。産後1カ月以内でもやっていい効果的な運動は、「産褥(さんじょく)体操」という特別な運動法です。

産褥体操は骨盤の血行を促しながら腹筋に軽く刺激を与えて、お腹周りを優しく引き締める鍛え方です。産後1カ月以内は、この産褥体操以外の運動は極力控えるべきでしょう。産褥体操は出産後いつからでも始めることができます。方法、コツ、注意点などは、マタニティ教室といった妊娠や出産を専門に扱う施設で正しい指導を受けましょう。

増田陽子

内科医

産褥体操は一見効果のない動きに思われますが、継続して行っていれば、2カ月後、3カ月後の体型は全く違ってきます。

(産褥体操については以下の記事も参考にしてください)

【動画で解説】産褥体操とは?いつから始める?やり方や効果、注意点!

産後1カ月で腹筋を鍛える場合の注意点

産後1カ月で腹筋を鍛える場合の注意点は次の通りです。

産後1カ月以内は、体力が完全に回復しきれていない不安定な時期です。出産によって骨盤周りの筋肉、関節、靭帯(じんたい)などが緩み、産後1カ月以内はその緩みがまだ残ったままの状態なので注意しましょう。骨盤周りがまだ安定していないのに無理に腹筋運動をすると、怪我や体調を崩す恐れがあります。

産後1カ月以内の腹筋運動の注意点は、産褥体操などを無理してやらないようにすることです。産褥体操は、産後いつからでも始められる運動です。産後1カ月以内からでもできる産褥体操を、専門家を通じて正しいやり方を学んで、無理のないように実践するのがいいでしょう。

(産後の生活については以下の記事も参考にしてください)