妊娠中期なのに吐き気がおさまらない…!原因は?即効性のある対策方法を紹介!

【医師監修】妊娠中期の安定期に入っても吐き気が治まらない‥。なぜと多くの妊婦さんが悩まされます。妊娠中期の吐き気の原因や、即効性のある対策方法などについて、先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて紹介します。つらい吐き気が続く妊婦さんはぜひ参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 安定期なのに気持ち悪い!妊娠中期でも吐き気を感じる?
  2. 妊娠中期に起こる吐き気の原因は?
  3. 吐き気が治まらない場合は妊娠悪阻の可能性も
  4. 妊娠中期に起こる吐き気の対策方法【食生活】
  5. 妊娠中期に起こる吐き気の対策方法【習慣】
  6. 妊娠中期のつらい吐き気は我慢しないで!

妊娠中期の吐き気への対策方法【嫌なにおいは避ける】

妊娠中期の吐き気はにおいによって誘発されることがあるため、嫌なにおいは避けましょう。意識して嫌なにおいには近寄らないようにして、自分の好きな香りをいつでも側に置きましょう。

柔軟剤のにおいによって吐き気が誘発される場合もあります。あまりにも吐き気が治まらない場合は洗濯洗剤を変えてみるのも一つの手です。

増田陽子

内科医

どの匂いもキツく感じる場合には、マスクをするのも不快な臭いが軽減されてオススメです。

妊娠中期の吐き気への対策方法【上手にストレス解消をする】

吐き気がひどい場合、上手にストレス解消をすることも大切です。妊娠中期の吐き気の原因は特定しにくいといわれていますが、吐き気の原因にストレスが影響すしていることがあるからです。

神経を鎮める作用のあるハーブティーなどを飲んだり、散歩をしたりして気分転換をはかり、ストレス解消に努めましょう。ただし、妊娠中は避けるべきハーブもあります。ハーブティーを飲む際は医師に相談してから飲むようにしましょう。

妊娠中期の吐き気への対策方法【規則正しい生活】

規則正しい生活を送ることは、吐き気の解消に効果があるといわれています。吐き気で気持ち悪いからと寝てばかりいるのではなく、適度に体を動かすことも対処法のひとつです。朝は決まった時間に起きて、夜は決まった時間に眠る、食事は食べやすいものを時間通りに食べるなど、タイムスケジュールを決めて動くことで、ひどい吐き気が治まる場合もあります。

ただし、規則正しい生活を送る際には無理のない範囲で行いましょう。「動かないと!」と無理をしすぎると、逆に体調が悪化する恐れがあります。可能な範囲で生活リズムを整えてください。

妊娠中期の吐き気への対策方法【眠る姿勢を変えてみる】

眠る姿勢を変えてみましょう。夜になると吐き気に襲われるのであれば、横になったときの姿勢が原因かもしれません。横になることで胃酸が逆流し、吐き気が起きることがあります。そのような場合は、枕を高くして眠るなど眠るときの姿勢を変えてみましょう。習慣を変えることは難しいかもしれませんが、吐き気を和らげる姿勢を見つけましょう。

妊娠中期の吐き気への対策方法【唾液によって胃酸を中和する】

唾液によって胃酸を中和するのも吐き気対策になります。意外かもしれませんが、唾液には胃酸を中和する作用があるのです。胃酸の逆流は妊娠中期の吐き気の原因のひとつです。胃酸の逆流で吐き気が起きている場合は、唾液の分泌をよくすることで吐き気を和らげることができます。

唾液の分泌をよくする方法は、チューインガムを噛(か)むことなどです。チューインガムを噛む習慣を日常に取り入れて、吐き気を和らげる工夫をしましょう。

また、顎関節を動かすことで、唾液の分泌が良くなるように日頃から心がけることが大切です。さらに、口周りの表情筋を動かすことで、唾液の分泌を促進することもできます。常に明るい気持ちを維持する習慣を持つようにして、妊娠中期をリラックスして過ごせるように心がけましょう。

増田陽子

内科医

ノンシュガーの飴(あめ)なども適度に唾液が分泌されるのでオススメです。

妊娠中期のつらい吐き気は我慢しないで!

安定期の妊娠中期に入っても吐き気の症状が続くのはつらいものです。何も食べられない状態では、赤ちゃんのことも心配になってきます。心配ごとを減らすためにも、気持ち悪い吐き気の原因を知るためにも、我慢しないで病院を受診しましょう。異常がなければ、ストレスを減らして、食べることができるものを少しずつ口にしながら、妊娠中期を乗り切りましょう。