妊娠中期なのに吐き気がおさまらない…！原因は？即効性のある対策方法を紹介！

妊娠中期は安定期に入る頃ですが、妊娠中期になっても吐き気が治まらない症状が続く場合があります。吐き気の原因はさまざまです。初期のつわりがずっと続く中、吐き気だけではなく頭痛をともなうことがあります。

昼夜関係なく吐き気が続く場合や夜だけ気持ち悪くなる吐き気の症状に悩まされるママは多くいます。

（つわりについては以下の記事も参考にしてください）

つわりの症状が起こる原因は時期により異なります。妊娠初期は急激なホルモンバランスの影響や妊娠により変わる環境、精神的な変化であると考えられています（※1）。

一方、妊娠中期に吐き気の症状が始まる時期は人それぞれです。つわりから続いてずっと気持ち悪い人、妊娠中期になり突然始まる人、夜だけ気持ち悪いという人がいます。妊娠中期の吐き気の原因や症状も人それぞれなのです。

妊娠中期になってくると胎児は大きく成長します。それにともない子宮が大きくなることで胃に圧迫感が出てきます。子宮の上に胃が乗っているので、押し上げる感じがして吐き気がおさまらない症状が続くのでしょう。これが妊娠中期の吐き気の原因のひとつです。また、ホルモンの分泌も原因となり、妊娠中期もプロゲステロンの分泌の影響を大きくうけます。

プロゲステロンは、胃の上部にある食道を動かす食道括約筋を緩める作用があります。プロゲステロンは、胃酸が逆流する原因になることもあり、妊娠中期の吐き気につながるのです。胃酸が逆流すると酸っぱいものが胃に上がってくるので気持ち悪く感じるでしょう。

（つわりの原因については以下の記事も参考にしてください）

妊娠中期に入っても吐き気が続く場合は、妊娠悪阻（にんしんおそ）が疑われる場合があります。妊娠悪阻かどうかの判断はかかりつけの病院で診察してもらうことが一番です。

病院に行くかどうかの判断の目安は、1日中吐き気が収まらない、食事ができないなどの症状が続くことです。ひどい吐き気で体重がどんどん減っている場合は妊娠悪阻の可能性が高いでしょう（※2）。

また、妊娠中期に嘔吐物に血が混じるなど、あまりにも吐き気が強くて治まらない状態が続くときは、我慢せずに病院を受診しましょう。我慢することは妊娠中期に関わらず、お母さんにも赤ちゃんにも良い影響を与えません。妊娠中期で安定期だからと考えすに、受診して点滴など適切な処置をしてもらいましょう。

（妊娠悪阻については以下の記事も参考にしてください）