妊娠中期の食事！適切な量や取りたい＆避けるべき食べ物・栄養素なども！

妊娠中期にあたる16～27週は「安定期」と呼ばれる時期です。つわりが落ち着いてくる妊婦さんも多く、久しぶりにおいしく食事ができるようになり、食欲が増します。しかし、急激に体重が増加してしまうと妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、難産のリスクが高まってしまうので注意しましょう。

赤ちゃんは、骨がしっかりして筋肉もつき、ますます大きくなります。ママが赤ちゃんの成長に必要な栄養素を食べ物や飲み物からバランスよく取ってあげましょう。おすすめの食材や献立も紹介します。参考にしてください。

（初産の予定日については以下の記事も参考にしてください）

妊娠中期の食事量の増加は、妊娠していない時のプラス250kcalといわれています。これは、ご飯でいえば茶碗一杯程度です。ただし、妊娠中は代謝が落ちて太りやすいので、ご飯や麺類、パンなどの炭水化物を増やすより、お肉やお魚などのタンパク質のおかずで増やすのが理想的です。

妊娠中期はママの食欲も増し、お腹の赤ちゃんの成長に必要な栄養素も増えてきます。色々な食材をバランスよく取ることがポイントです。

妊娠中期は、妊娠期間中の中では快適に過ごせる時期といわれています。しかし、ぐんぐん成長する赤ちゃんに栄養や酸素が送られるため、ママは貧血になったり便秘や痔（じ）になったりと、マイナートラブルが起こりやすくなりますい。毎日の食事から必要な栄養素を取って、予防・改善できるように心がけましょう。

赤ちゃんとママは一心同体で、ママの取る食べ物や飲み物が胎盤を通して赤ちゃんに運ばれます。食欲のままに食べ物や飲み物を取るのではなく、赤ちゃんとママ自身の体のために、バランスの良い食事をとるようにしましょう。妊娠中期に取りたい食べ物、栄養素を紹介します。

ほうれん草には、貧血を予防する鉄分が多く含まれています。貧血には疲れやすいという症状もあるので、最近疲れやすいと感じているママは、食事にほうれん草を取り入れてみてください。免疫力が下がりやすい妊娠中に嬉（うれ）しいビタミンCや、赤ちゃんの正常な成長に欠かせない葉酸も含まれています。

小松菜には、ほうれん草の倍の鉄分が含まれていて、カルシウムの含有量も野菜の中でトップクラスです。高血圧の予防に有効なカリウムなども含まれいるので、ほうれん草と並ぶ、妊娠中期に取りたい野菜のひとつです。アクが少なく調理もしやすいのが嬉しいですよね。毎日の献立に積極的に取り入れたい優秀な食材です。

鮭（サケ）には、脳神経の発達を助けてくれるDHAや、血液をサラサラにしてくれるEPAという脂肪酸が豊富に含まれています。また、ビタミンB1やB2、ビタミンDやビタミンAも多く、美肌効果やダイエットにもおすすめの食材とされています。

ただし、妊婦さんには塩分の摂取量が気になります。選ぶ時には「塩鮭」でなく塩が添加されていない「生鮭」を選ぶといいでしょう。生鮭は、妊娠中期にも積極的に取りたい食材です。