妊娠初期に風邪薬を飲むのは危険？胎児への影響と飲んだ時の対処法を紹介

妊娠初期に飲んではいけない風邪薬は、解熱・鎮痛作用のあるイブプロフェンやアスピリンという成分が含まれる薬です（※3）。これらの成分が含まれる市販薬は、エスタックイブファインEXやバファリンかぜEXといった薬が挙げられます。この他にも、同様な成分が含まれる市販薬はありますので、しっかり表示成分を確認するようにしましょう。

妊娠初期は抗生物質にも注意する必要があります。「テトラサイクリン系」や「アミノグリコシド系」の抗生物質は胎児に影響がある可能性があるため、服用の際は医師にしっかり確認をとりましょう。

どんな市販薬を服用するにしても、自分で成分を確認するだけでなく、事前に医師や薬剤師に相談することが大切です。

妊娠初期は、風邪薬の服用以外にも気をつけたいことがあります。風邪薬の服用以外に気をつけるべきことについて解説していきます。

（妊娠初期に気をつけることについては以下の記事も参考にしてください）

妊娠初期は、風邪薬以外にも食べ物や飲み物には注意しましょう。一般的に妊婦さんが避けた方がいいといわれている、アルコールやカフェインには十分注意しましょう。また、水銀が含まれているマグロなど魚類やビタミンAが含まれる食べ物は、取りすぎると胎児に問題が起こる可能性があるといわれているため、大量に取らないよう注意した方がよいでしょう（※4）。

妊婦さんが食べてもいい物、避けた方がいい物をしっかり確認して食事をすることが大切です。

妊娠初期は、レントゲンにも注意が必要になります。レントゲンの放射線が、お腹の赤ちゃんに影響する可能性がわずかながらあるといわれているためです。レントゲンの検査を受ける場合は、必ず医師に妊娠中であることを伝えましょう。

一般的なレントゲン検査であれば、胎児に問題が起こる可能性はごくわずかであるため、医師に確認して検査を受ける分には問題はありません。

よく知られていますが、妊娠初期はタバコにも注意しましょう。妊婦さん本人がタバコを吸うことは、低体重での出産や早産の可能性を高めるとされています。また、受動喫煙によって同様の影響を受ける場合もあります。妊婦さんだけでなく、まわりの家族にも協力をしてもらい、タバコの煙を吸わないように注意しましょう。

妊娠初期は、まだ胎盤も安定していないため激しい運動は避けたい時期です。運動による無理な姿勢や動きが、体の負担となることもあります。妊娠初期はつわりがあったりなど体調がすぐれないことも多いため、激しい運動はしないようにしましょう。

妊娠初期に風邪薬を服用しないためには、風邪をひかないことが何よりも大切になります。妊娠初期に風邪をひかないための予防法について紹介します。

（妊娠初期の注意点については以下の記事も参考にしてください）