クラミジア感染症とは?症状は?妊娠中にかかる原因や赤ちゃんへの影響など解説
【医師監修】クラミジア感染症って、どんな病気でどんな症状でしょうか。妊娠中に感染する原因や赤ちゃんへの影響、検査方法、治療法などについて先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて解説します。女性が感染すると、不妊症や流産の恐れもあります。ぜひ参考にしてください。
母体への影響は?
妊娠中に感染した場合の潜伏期間や症状も、妊娠していない場合と同じです。自覚症状がない、もしくは気づかない人も少なくないでしょう。妊娠中にクラミジア感染症に感染すると、流産や早産の原因になる絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)という病気にかかる可能性もあります。
女性
20代
最近、おりものが前とは違う感じだし、ちょっとだけ出血があったんだよね。ちょうど今週末に妊婦検診あるから相談して検査してもらおうかな。妊娠中だし心配になって色々調べたら「クラミジア感染症」ってやつかも。潜伏期間とか症状が当てはまる気がするし…
妊娠中に不正出血やおりももの増加、患部の痛みなどの症状が気になる場合は、クラミジア感染症に感染している可能性があります。妊婦検診で相談するようにしましょう。
妊娠中の治療方法
クラミジア感染症を妊娠中に発症した場合の治療方法も、抗生物質の服用です。お腹の胎児に影響がない抗生物質を服用します。クラミジア感染症は抗生物質を1~2週間ほど服用して、2~3週間後に再検査を行います。その後クラミジア感染症が再発していなければ、治療は終了です。
新米ママ
20代後半
妊娠中期のクラミジア検査が陽性だった。原因を聞いたら、なんとなく心当たりあり。旦那にも検査してもらわなきゃ。赤ちゃんの発育は今のところ良好らしいんだけど、めっちゃ不安だ。抗生物質を服用して、3週間後に再検査。完治しますように。
医師から処方された抗生物質はきちんと服用しましょう。自己判断で服用を中止したり減薬すると、体内に残っているクラミジアが増殖して、再発や悪化の原因になります。妊娠中の服用は控えたいと思う人もいるのではないでしょうか。しかし、生まれてくる胎児のためにも、処方された抗生物質をきちんと服用しましょう。そして治療後に再検査をすることも大切です。
カズヤ先生
産婦人科医
クラミジア感染症に対してはジスロマックなどのマクロライド系の抗生物質を使用します。 この際、重要なことは、必ずパートナーも同時に検査・治療することです。 女性側が完治したとしても男性にクラミジアが存在し続けていては、またうつされる危険があるからです。 男性の場合は泌尿器科を受診しましょう。
(赤ちゃんへの影響については以下の記事も参考にしてください)
少しでも症状が出たらすぐに病院へ行こう!

クラミジア感染症に感染すると、女性の場合は流産や不妊、子宮外妊娠の原因にもなります。また、妊娠中に感染すると、胎児にも影響を及ぼす可能性もあるのです。女性のためにも、胎児のためにも早期治療が大切です。「クラミジア感染症かもしれない」と気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
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