クラミジア感染症とは?症状は?妊娠中にかかる原因や赤ちゃんへの影響など解説

【医師監修】クラミジア感染症って、どんな病気でどんな症状でしょうか。妊娠中に感染する原因や赤ちゃんへの影響、検査方法、治療法などについて先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて解説します。女性が感染すると、不妊症や流産の恐れもあります。ぜひ参考にしてください。

Contents
目次
  1. クラミジア感染症とは?
  2. クラミジア感染症の感染経路は?
  3. クラミジア感染症の症状は男女別で変わる?
  4. クラミジア感染症の検査方法
  5. クラミジア感染症の治療法
  6. 妊娠中に感染した場合の赤ちゃんへの影響
  7. 少しでも症状が出たらすぐに病院へ行こう!

クラミジア感染症とは?

クラミジア感染症は性感染症です。「クラミジア・トラコマチス」と呼ばれる細菌に感染することで発症します。クラミジア感染症は潜伏期間中に自覚症状を感じにくいところが特徴です。(※1)

女性が感染する性感染症の約6割を占める

クラミジア感染症は女性が感染する性感染症の約6割を占めます。また男女ともに日本で一番多い性感染症でもあります。性感染症の中でもクラミジア感染症にかかる人が多いことの理由として、性交渉の低年齢化が挙げられます。感染者は10代後半から20代の男女が多いのです。

感染者は年間1万人以上とも言われていて、クラミジア感染症にかかるとHIV(エイズ)に感染する可能性も高くなります(※2)。

クラミジア感染症の潜伏期間

クラミジア感染症の潜伏期間は1週間から3週間です。潜伏期間に細菌は増殖しますが、潜伏期間中に症状は感じません。

先輩ママ

30代

妊婦検診で検査項目に「クラミジア感染症」って書いてあったけど、何のことかわからず。結果を見ると陽性。赤ちゃんへの影響とか色々心配になったけど、妊娠中でも治療はできるらしいし、よかった…今回検査したことで原因も分かったし、これからは気をつけないと。

特に女性の6~7割は潜伏期間が過ぎた場合でも無症状の場合があり、感染に気付かない人もいるでしょう。クラミジア感染症の症状がないため、感染に気づいていない場合でも、他人にうつすため注意してください。

クラミジア感染症の感染経路は?

クラミジア感染症の主な感染経路は、性器の粘膜です。性交渉で感染するケースが最も多く、性交類似行為でもクラミジア感染症に感染します。万が一パートナーが感染していた場合は、感染している可能性が高いでしょう。

クラミジア感染症の症状は性器に起こるだけでなく、咽頭にも感染します。咽頭が腫(は)れたり、痛みを感じる場合もあるでしょう(※2)。

カズヤ先生

産婦人科医

クラミジアは性行為によって侵入し、尿道粘膜と子宮頸部(けいぶ)粘膜の中に潜り込みます。 自己増殖能力を欠くクラミジアの場合、増殖の場所が細胞内部に限られるので、免疫担当細胞に察知されにくく、激しい炎症反応は起こりません。 ですので自覚症状に乏しく、放っておくと付属器炎、骨盤腹膜炎に発展します。

クラミジア感染症の感染を予防するには?

クラミジア感染症を予防するには、複数のパートナーとの性交渉は避けましょう。また、性交渉の際には避妊具を着用する必要があります。女性は妊娠や胎児への影響も考え、クラミジア感染症の感染を防ぐことが大切です。

クラミジア感染症の症状は男女別で変わる?

クラミジア感染症は、症状に気づきにくい感染症です。このため、自覚症状がないことが原因で、気づかないうちにパートナーに感染してしまうこともあります。クラミジア感染症の感染を早期発見するために、男女別に症状を紹介します。

クラミジア感染症の症状【男性】

クラミジア感染症の男性にみられる主な症状は、尿道と副睾丸の炎症です。尿道に炎症が起こると、排尿時にチクチクとした痛みや不快感を感じたり、かゆみや腫れと言った症状がみられます。また、睾丸付近にある副睾丸に炎症が起こった場合には、睾丸の袋に腫れや痛みがみられるでしょう(※2)。

クラミジア感染症は、症状に気づきにくいという特徴があります。しかし、症状がひどくなった場合には、睾丸に膿(うみ)が溜(た)まり、太ももの付け根まで腫れや痛みを感じる場合もあります。また炎症が起こることで、高熱を引き起こす可能性もあります。