正中線とは?妊娠中いつからできる?いつ消える?消えない時の対処法も紹介!
【医師監修】妊娠すると、お腹にできる正中線とは何でしょうか。妊娠線とどう違い、いつからできていつ消えるのでしょうか。また消えない時にはどんな対処法があるのーなど正中線についてドクターの助言を交えて紹介します。妊婦さんなら気になるところ。ぜひ参考にしてください。
正中線とは?妊娠線とは違う?
妊娠中にお腹の真ん中、おへその上下に茶色い縦線が出てくるのを経験したママも多いでしょう。その縦線を正中線といいます。正中線とはいったい何なのでしょうか。正中線の正体や妊娠線との違いについて紹介します。
正中線とは
正中線とはおへその上下に出てくる茶色い縦線のことです(※1)。妊娠してからできるものではなく、男女共に生まれたときから持っているものですよ。妊娠してお腹が大きくなることで皮膚が薄くなり、お腹の正中線が目立ってくるのです。
正中線と妊娠線の違いは?
正中線と妊娠線の違いは次の通りです、妊娠線は体形の変化による皮膚組織の断裂によるものです。それに対して正中線は人が生まれながらに男女とも持っているもので、混同されがちですが全く違います。
妊娠線とは皮膚が急激に引き延ばされ、皮膚がひび割れてできる赤っぽい断裂線のことをいいます。この線は急激に太ったときにもでき、妊婦さんだけではなく女性、男性問わず出てくるものです。お腹にできると思っている人が多いでしょうが、実はバスト、二の腕、太もももやお尻などのもこの断裂線は入ります。
正中線はなぜできるの?
正中線はお腹が大きくなるにつれ皮膚が薄くなり目立ってきます。さらに妊娠し、ホルモンバランスが変化することでメラニン色素の分泌が活発になり、濃く茶色い線が目立つようになります。
正中線は妊娠中いつからできる?
正中線は徐々に濃く目立ってきますが、いつからできたと感じる妊婦さんが多いのでしょうか?個人差はありますが、妊娠5カ月で正中線に気づく妊婦さんが多いと言われています。はじめは薄い茶色みがかった縦線が、徐々に濃く太い線になっていきます。ただし濃さにも個人差がありますので、気にしすぎないようにしましょう。
正中線は5カ月頃から徐々に目立ちはじめ、産後のホルモンバランスが戻るにつれて薄くなる傾向にありますよ。
カズヤ先生
産婦人科医
妊娠5カ月に入ると、子宮の大きさは成人の頭ぐらいの大きさで恥骨から約15cmくらいの大きさにもなります。 ちょうど恥骨とお臍(へそ)の間ぐらいに子宮のてっぺんがあると思っていただければ良いです。 この頃から次第に正中線に加えて妊娠線(赤紫の線)も見え始めるので、正中線と妊娠線が混在することになります。
(妊娠5カ月の妊婦・胎児の状態については以下の記事も参考にしてみてください)
正中線はいつ消えるの?自然に消える?
出来てしまった正中線は消すことができるのかと心配する妊婦さんも多いでしょう。正中線はいつ頃から消えるか、自然に消えるのか紹介します。
正中線は産後徐々に消えていく
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