逆子の原因とは?帝王切開になる?治す方法・出産までに治る確率など詳しく解説!
【医師監修】お腹の赤ちゃんが逆子になると不安が募ります。このまま治らないのかと。改めて逆子の原因とは何でしょうか。帝王切開になる可能性、治す方法、出産までに治る確率などについて詳しく解説します。先輩ママの体験談やドクターの助言もあるのでぜひ参考にしてください。
逆子とは?

逆子とは、お腹の中で胎児が頭を上にしている状態のことをいいます。通常、胎児は頭を下側にしているため、逆子とはその名の通り逆さまになっている状態です。妊婦さんの半数は逆子を経験しているといい、珍しいことではないため心配しすぎる必要はありません。(※1)
逆子の原因も様々ではっきり解明されていません。このため予防することは難しいでしょう。
(逆子については以下の記事も参考にしてください)
逆子になってしまう11の原因

逆子になってしまう原因はいくつか挙げられます。しかし、多くの逆子ははっきりとした原因は分からないことが多いため、必ずしもこの原因が当てはまるわけではありません。
増田陽子
内科医
逆子は妊婦さんならば誰でもなってしまう可能性があります。ですのでなってしまっても慌てず、心配し過ぎないようにしましょう。
1. 逆子になってしまう原因【骨盤が小さい】
逆子になってしまう原因として挙げられるのが、母体の骨盤が小さい、もしくは狭いために赤ちゃんが動きにくくなっているということです(※2)。小柄の妊婦さんはもともと骨盤が小さいことが多いため、逆子になりやすいとIわれています。
2. 逆子になってしまう原因【胎盤の異常】
前置胎盤や低置胎盤など胎盤の異常も、逆子の原因になると考えられています(※2)。前置胎盤とは、通常子宮の上側につく胎盤が子宮口付近についてしまう状態のことです。低置胎盤は、胎盤が子宮の下側についていて、胎盤の端が子宮口の近くにまでおよんでいる状態のことをいいます。
この場合、胎児よりも胎盤が下側にあるため、胎児は頭を下にした体勢を取りづらくなると考えられています。
3. 逆子になってしまう原因【子宮筋腫】
子宮筋腫が逆子の原因となる場合もあります(※2)。子宮内に筋腫があると、その分赤ちゃんのスペースも狭くなります。このため、赤ちゃんが子宮の中で動きづらくなり逆子のリスクが高まるのです。
4. 逆子になってしまう原因【子宮奇形】
もともと子宮奇形によって子宮が狭くなっていると、胎児が動きにくくなり逆子になる可能性も高くなります。子宮が変形している場合も、逆子になる可能性が高まるといわれています(※2)。。
5. 逆子になってしまう原因【胎児の体が小さい】
胎児発育不全や低出生体重児など、胎児の体が小さいことも逆子になる原因と考えられます(※2)。胎児の体が小さいと、その分子宮の中で動きやすくなります。このため、逆子になる確率も高まるのです。
6. 逆子になってしまう原因【羊水過多・過少】
逆子になってしまう原因には、羊水の過多、過少など羊水の量も関係しているといわれています(※2)。お腹の中の赤ちゃんは羊水の中で動き回りますが、その羊水が多すぎると動くスペースが大きくなり逆子になりやすいのです。また、反対に羊水が少なすぎても赤ちゃんの動きに影響を与えやすいため、逆子になりやすいとされています。
(羊水については以下の記事も参考にしてください)
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