正中線とは?妊娠中いつからできる?いつ消える?消えない時の対処法も紹介!

【医師監修】妊娠すると、お腹にできる正中線とは何でしょうか。妊娠線とどう違い、いつからできていつ消えるのでしょうか。また消えない時にはどんな対処法があるのーなど正中線についてドクターの助言を交えて紹介します。妊婦さんなら気になるところ。ぜひ参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 正中線とは?妊娠線とは違う?
  2. 正中線はなぜできるの?
  3. 正中線は妊娠中いつからできる?
  4. 正中線はいつ消えるの?自然に消える?
  5. 正中線が消えない時の対処法
  6. 正中線で赤ちゃんの性別がわかるって本当?
  7. 正中線はいつか消えるから心配不要!

産後3カ月あたりで正中線が薄くなってきたと感じるママが多いといれています。産後、大きくなったお腹の収縮とともに正中線は目立たなくなるのです。また、妊娠中のホルモンバランスの変化によって増加したメラニン色素の分泌量も減ってくるため、正中線は徐々に薄くなっていきます。

カズヤ先生

産婦人科医

前述のように、正中線は皮膚組織の離解による割れ目がメラニン組織の増加により目立って来ることにより線として現れてきます。 原則は産後に子宮が復古し、お腹の大きさが元に戻れば正中線も同時に目立たなくなってきます。 産後1年も経てば正中線は多くの方がほとんど目立たなくなります。

正中線が1年以上消えないママも

正中線が産後から、1年以上消えないママもいます。正中線がなかなか消えずしぶとく残ってしまった場合、産後に戻りきらなかったホルモンバランスの影響だと考えられるのです。ほとんどの場合、妊娠中に変化したホルモンバランスは、産後に元に戻ると言われています。なかなか正中線が消えない場合はホルモンバランスを整えることを意識してみましょう。

正中線が消えない時の対処法

自然と消えるママが多い中、正中線がなかなか消えず困っているママもいるでしょう。そんなママに正中線が消えないときの対処法を紹介します。

ホルモンバランスを整えるために良質な睡眠をとる

正中線が消えないときの対処法として、ホルモンバランスを整えるために良質な睡眠をとることが挙げられます。

自律神経の乱れはホルモンバランスが崩れる原因となります。自立神経の乱れは不規則な生活やストレスが原因と考えられます。自律神経を整えるには、良質な睡眠をとることが重要です。ストレスを減らし、できるだけリラックスした状態で睡眠がとれるように心がけましょう。ホルモンバランスが整うと正中線は次第に消えていくでしょう。

(睡眠とストレスの関係については以下の記事も参考にみてください)

夢をよく見る原因・理由は?ストレスや眠りが浅いなど睡眠の質が関係?

肌代謝を上げる

肌代謝を上げると、ターンオーバー(肌の入れ替わり)が正常化するので正中線は徐々に薄くなります。代謝をあげるには肌を温めることが効果的です。正中線にはメラニン色素に働きかけるクリームを使用することが効果的です。一方、妊娠線のケアでは保湿を重視したクリームが一般的です。

ビタミンCを取り、体の内側からもケアを!

ビタミンCを取り、体の内側からもケアをしましょう。

ビタミンCは正中線が目立つ原因であるメラニンの生成を抑え、肌細胞を活性化するのにとても効果的です。食事で取りたいところですが、不足分はサプリメントで補ってもいいでましょう。身体の内側からも肌のターンオーバーの正常化を働きかけ、お腹の真ん中に目立っている正中線を薄くしていきましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

分娩が終了し子宮が復古し、お腹の大きさが元に戻り始めることで正中線は目立たなくなってきます。 同時に、ホルモンバランスが非妊娠時の状態に戻るので、メラニン色素の生成が抑制されてきますのでさらに目立たなくなります。
このメラニン色素が正中線の主な原因ですので、メラニンの生成を抑えるビタミンC、また排出を促すビタミンEを摂取することで、より早く正中線を目立たなくすることができます。

正中線で赤ちゃんの性別がわかるって本当?