助産院とは?病院との違いは?費用・出産の安全性、メリット・デメリットも解説

そもそも助産院とは何か、病院の産婦人科との違いについて解説します。助産院で出産するための条件、メリット・デメリット、出産費用・妊婦健診の費用についてもわかりやすく紹介しています。助産院に関するQ&Aや、助産院で出産を経験した人の体験談もあるので「助産院とは?」と気になる人は参考にしてみてください。

Contents
目次
  1. 助産院とは?病院の産婦人科との違いは?
  2. 助産院での出産には条件がある?
  3. 助産院で出産するメリット・デメリットは?
  4. 助産院での出産費用は?妊婦健診の費用も!
  5. 助産院に関するQ&Aを紹介!
  6. 助産院で出産した人の体験談を紹介!
  7. 助産院に行く場合は調べていこう!

助産院とは?病院の産婦人科との違いは?

助産院とは助産師のみで妊娠や出産、産褥期のケアをしてくれる場所のことで正式には助産所といいます。病院と助産所との違いは、助産所は医師が在籍しておらず、妊娠から出産した後のケアもすべて助産師が行います。助産所では出産とは医療的なものではなく「自然な営み」であるという考えから、安全で自然な出産を手助けしてくれるところなのです(※1)。

(出産入院用のパジャマについては以下の記事も参考にしてみてください)

出産入院用パジャマの賢い選び方は?みんなのおすすめ13選!口コミ多数

助産院での出産には条件がある?

病院とは違い助産所では、安全に出産するための条件があります。その条件とは、正常な妊婦さんと正常な新生児であるということです。助産院とは出産を「自然な営み」と考えている場所であり、医師が在籍しないことは先に紹介しましたね。

医師がいないので、妊婦さんやお赤ちゃんに異常がわかっても帝王切開ができませんし、陣痛が進まない時などに使用する促進剤の使用もできないのです。そのため、正常な妊婦さんと正常な新生児しか取り扱えないことが法律で決まっています。

医師が在籍しないということで安全面での心配があるかもしれませんが、条件が満たされない場合は助産院では出産できないというデメリットがるのです。また、出産までに問題がわかれば、助産院で無理に出産する方向で進めることもありませんので安心してくださいね。

(出産を乗り越える方法については以下の記事も参考にしてみてください)

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助産院で出産するメリット・デメリットは?

助産所では医療行為ができませんが、良い部分もありますしデメリットもあります。メリットとデメリットを知ってから、助産所での出産を考えるのがおすすめです。では、助産所で出産するメリットとデメリットを紹介しましょう。

助産院のメリット①アットホームで相談しやすい

病院とは違い、助産所では妊娠や出産、出産後のケアをすべて助産師が行います。親身になって相談に乗ってくれたりアドバイスをしてくれるなど、母親のような役割を担ってくれる助産師がいることは助産所のメリットです。アットホームな雰囲気なので、安心して妊婦さんも出産に臨むことができます。

できる限りストレスのない環境は赤ちゃんや妊婦さん、そして安全な出産をするうえでも大切です。リラックスをして臨むことで、産後の心身の回復も違ってくるでしょう。

先輩ママ

30代

色んなリスクは考えて覚悟はしていたけど、促進剤とかされるの嫌だったんで助産院で出産しました。陣痛はつらかったけど、心配をよそに赤ちゃんは無事に産まれてくれて助産師さんにも感謝です。

自然なままで産みたいというママはさまざまリスクを考えたうえで助産師を信用し、助産院で出産に臨んでいる人が多いようです。

助産院のメリット②出産スタイルが自由に選べる

病院での出産と言えば、分娩台に座り検診の時と同じようなスタイルで出産するイメージがあるのではないでしょうか。助産所では必ずしも分娩台に座る必要はなく、妊婦さんの好きな姿勢で安全に出産することができるのが特徴でありメリットです。

出産する姿勢については、人それぞれ楽な姿勢や出産に合った姿勢があります。そのため助産所では布団の上や畳の上だったり、横の姿勢や四つん這いの姿勢、立位や水中出産で出産できる場所もあるのが魅力です。できるだけ楽な姿勢での出産は、陣痛の痛みも軽くなる場合がありフリースタイル分娩として人気があります。

女の子のママ

20代

フリースタイル分娩を経験。仰向けからの四つん這い、最後は横向きで出産したよ。初めての出産にしては上手にできたと助産師さんに褒められた!素晴らしい体験だったなぁ~。

自分の好きなスタイルで産むことができるので、強く思い出に残る人が多いようです。少しでも楽な姿勢で産めるのは、ママの体にも負担が少なくていいいのではないでしょうか。