帝王切開にかかる費用が高額!自己負担額と保険料は?出産費用を抑えるコツを紹介

帝王切開にかかる費用が高額であることをご存知ですか?この記事では帝王切開にかかる費用の平均や、その内訳などについて解説します。また、帝王切開で出産した場合に公的制度で受け取れるお金や、民間の医療保険の加入についてもご説明しますので、ぜひ見てみてくださいね。

Contents
目次
  1. 帝王切開にかかる費用は高額!
  2. 帝王切開にかかる費用の平均は?内訳も!
  3. 帝王切開と自然分娩の費用の違いは?
  4. 帝王切開の出産で公的制度で受け取れるお金は?
  5. 民間の医療保険に加入するタイミングはいつ?
  6. 実際に帝王切開で出産した人の支払額の実例
  7. 帝王切開にかかる費用を理解しておこう!

帝王切開にかかる費用は高額!

帝王切開での出産費用は入院した日数や医療機関によっても異なりますが、およそ50~100万円の高額になります。備えのない状態で緊急帝王切開となり「出産でこんなにお金がかかるとは思わなかった」と頭を抱えることになった方も少なくありません。そこで、この記事では帝王切開にかかる費用や出産費用を抑えるコツなどについて解説していきます。

(出産にかかる費用については以下の記事も参考にしてみてください)

出産費用の平均は50万円前後!?費用の内訳や補助金は?

帝王切開にかかる費用の平均は?内訳も!

「帝王切開が高額なのは知っているけど、費用の平均はどのくらいなの?」と気になっている方もいますよね。そこで、ここでは帝王切開にかかる費用の平均と、費用の内訳について説明します。医療機関によって入院費等には差がありますが、こちらを参考にして最低限用意すべき金額を把握しておくと良いでしょう。

帝王切開にかかる費用の平均

帝王切開による出産の場合、費用総額の平均はおよそ55万円ほどです。この金額は、帝王切開にかかわる費用に健康保険が適用されたものとなっています。帝王切開での出産に備えるのであれば、健康保険適用後の平均金額である55万円は最低限用意しておく必要があると言えるでしょう。

では続いて、帝王切開にかかる費用の内訳を健康保険が適用される保険診療分と、全額自己負担となる保険外診療分とに分けてご説明します。

帝王切開にかかる保険診療費用の内訳

帝王切開による出産費用のうち、健康保険が適用される保険診療に当てはまるのは主に以下のものです。これらの費用の自己負担額は、3割となります。(※1)

●帝王切開の手術
●入院費
●手術後の投薬、処置
●手術のための検査

帝王切開の手術費用は3割負担だと6~6万6000円です。ある産院の例を挙げると、入院費が1日1万2000円、投薬や検査の費用はおよそ2万円になります。出産する医療機関を決める際に、帝王切開での出産費用についてもくわしく確認しておくと良いでしょう。

帝王切開にかかる保険外診療費用の内訳

帝王切開にかかる費用のなかで、全額自己負担となる保険外診療に当てはまるのは主に以下のものになります。

●入院中の食事やベッド、個室使用料金
●分娩の介助料金
●赤ちゃんの保育や検査費用
●指導料・出生届
●産科医療保障制度

例としてある産院の金額を例に挙げると分娩介助料がおよそ25万円、赤ちゃんの保育料が1日8000円、赤ちゃんの検査費用がおよそ3万円となっています。また、産科医療保障制度はどの医療機関でも一律1万6000円です。

帝王切開と自然分娩の費用の違いは?

ここまで帝王切開にかかる費用について説明してきましたが「帝王切開と自然分娩で費用はどれくらい違うの?」と疑問を抱いた方もいるのではないでしょうか。そこで、ここで帝王切開と自然分娩の費用の違いについて解説します。

逆子等で帝王切開の予定になっている方も、状況が変われば自然分娩になることもあるでしょう。ぜひこちらを参考に、自然分娩の費用についても知っておいてくださいね。

自然分娩にかかる費用の平均はどのくらい?

自然分娩にかかる費用の平均は、およそ48万円だとされています。また、自然分娩の費用は帝王切開とは異なり全額自己負担です。そして、自然分娩においても入院日数や受けた処置によって金額が大きく変わってきます。個室等を使用せず特別な処置も受けなかった場合には、出産すると給付される出産育児一時金で費用のほぼ全額をまかなえることもあるでしょう。

では、どういったところから帝王切開と自然分娩との費用に違いが出てくるのでしょうか?

帝王切開と自然分娩との費用の違い