妊婦が電車に乗る時の注意点!酔い・貧血の対策、周囲とのトラブルについても

【医師監修】通勤などで電車を利用する妊婦さんは多いでしょう。その際、どういうことに注意すればいいでしょうか。酔いや貧血などの対策、周囲とのトラブル対策、マタニティマークの使い方などについて、ドクターの助言や先輩ママの後悔を交えて解説します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 妊婦さんが電車に乗ること、どう思う?【周囲の本音】
  2. 妊婦さんは妊娠中いつからいつまで電車に乗っても大丈夫?
  3. 妊婦さんが電車に乗る際に起こる酔い、貧血、腹痛などの対策法
  4. 妊婦さんが電車に乗る時の注意点・周囲とのトラブル対策は?
  5. マタニティマークの意味、正しい使い方は?
  6. 妊婦さんが電車に乗って起こった事件、エピソード
  7. 産後に「〜すればよかった…」と後悔したことは?〜先輩ママのアドバイス〜
  8. 最近では妊婦さん電車で席を譲ってもらう「アプリ」も存在する?
  9. 妊娠中の電車には気を付けて!

妊婦さんが電車に乗る時の周囲とのトラブル対策【混雑時を避ける】

妊婦さんが電車に乗る時は、周囲とのトラブルを避けるためにも混雑時を避ける必要があります。満員電車は妊娠中でなくとも苦しいものです。妊娠中の満員電車はかなりの負担になることが考えられます。席に座れないのはもちろん、人の熱気で酔いがひどくなる恐れもあります。

満員電車で妊婦さんが酔いや貧血、腹痛などで気分が悪くなると、周囲の人たちにも迷惑をかけてしまうことになるでしょう。特に通勤中の場合、仕事に遅れたら困る人も多いですよね。周囲とトラブルにならないためにも、満員のピークである時間帯の乗車は避けるようにしましょう。

妊婦さんが電車に乗る時の周囲とのトラブル対策【女性優先車両に乗る】

妊婦さんが電車に乗る時のトラブル対策としては、女性優先車両を利用することも有効です。通勤でどうしても混雑時に乗らなければいけない時は、女性優先車両を利用しましょう。同じ女性の方が妊婦さんに理解を示してくれますし、妊婦さん側も安心感を得られます。何か問題が起こったとしても、女性同士であれば大きなトラブルになる可能性は低いといえます。

また、ラッシュ時でも女性優先車両は比較的すいていることも考えられます。混雑による熱気やにおいも少なくなりますし、妊婦さんの酔いや貧血の対策にもなりますよ。安心して電車に乗るためにも、女性優先車両がおすすめです。

妊婦さんが電車に乗る時の周囲とのトラブル対策【マタニティマークをつける】

妊婦さんが電車に乗る時の注意点としては、マタニティマークをつけることも大切です。妊娠初期のつわりがひどい時期は、妊娠中だということが見た目からは分かりにくく、体調の悪さを周囲の人には理解してもらえません。このため、電車に乗る時こそマタニティマークをつけることが大切になるのです。

赤ちゃんの重要な器官が作り始められる妊娠初期こそ、体をいたわってあげなければならない時です。通勤などで妊娠初期から電車を利用する時は、マタニティマークをつけるようにしましょう。体調が悪くなったり優先席に座っていたとしても、マタニティマークがあれば周囲とトラブルになることは避けられるはずです。

リエ先生

産婦人科医

マタニティマークに関しては最近は色々な意見があります。しかし、マタニティマークはお母さんにもし何かが起こった際に、妊婦さんだと周りの人に知らせる大切なマークになります。あえて目立つところに付ける必要はないかもしれませんが、少し見れば分かるようにしておくことが大切です。

妊婦さんが電車に乗る時の周囲とのトラブル対策【パートナーと一緒に乗る】

妊婦さんが電車に乗る時は、パートナーと一緒に乗ることもトラブル対策としてはおすすめです。時間を合わせてパートナーと一緒の時間に電車に乗れるようなら、調整してみましょう。電車に乗る時、自分一人ではないと思うだけでストレスや不安も軽減できます。

何より、周囲とトラブルになっても守ってくれる人がいると心強いですよね。また、酔いや貧血、腹痛などの体調不良が起きても、パートナーがいれば助けてもらえます。パートナーが難しい場合は、会社の同僚など一緒に通勤できる相手でもいいですね。誰かと一緒に電車に乗ることが、周囲とのトラブル対策には有効です。

妊婦さんが電車に乗る時の周囲とのトラブル対策【態度に気をつける】

妊婦さんが電車に乗る時の注意点として、トラブルを避けるためにも態度に気をつけることも大切です。妊婦さんが電車に乗ることをこころよく思っていない人もいるのが実際のところです。マタニティマークをわざと見せつけたり、席を譲ってもらって当たり前というような傲慢(ごうまん)な態度は控えた方がよいでしょう。

あからさまに妊娠中だということをアピールしすぎると、大きなトラブルを引き起こす引き金にもなりかねません。具合が悪くなった時は周囲に頼る必要もありますが、それ以外の時はなるべく控えめな態度でいるように心がけましょう。

マタニティマークの意味、正しい使い方は?

妊婦さんが電車に乗る時は、マタニティマークを活用するのがおすすめです。妊娠中であることをアピールするのに抵抗を感じる妊婦さんも多くいますが、マタニティマークには大切な役割や意味もあるのです。マタニティマークの意味と正しい使い方について紹介していきます。(※2)

(マタニティマークについては以下の記事も参考にしてください)

マタニティマークはいつから付ける?親切や嫌がらせ等の体験談!注意点も

マタニティマークの意味【妊娠中だと分かってもらう】

マタニティマークは、一目で妊娠中だと分かってもらうためのものです。特に、妊娠初期や中期はお腹も膨らんでいないため、妊娠中ということを周囲は分かりません。そんなときときに、マタニティマークは役立ちます。

マタニティマークの意味【周囲が配慮しやすくなる】

マタニティマークをつけていると、周囲も妊婦さんだと分かり配慮しやすくなります。お腹が少し膨らんでいたとしても、本当に妊娠しているのか分からないと配慮もできませんよね。たとえば、喫煙する人もマタニティマークが見えると控えてくれる可能性も高まります。

マタニティマークがあることで、周囲の人が配慮しやすくなり、結果ママと赤ちゃんを守ることにつながるのです。

マタニティマークの意味【緊急時に判断しやすい】