妊婦は納豆にも要注意?食べ過ぎ・食べ合わせの注意点や、つわりにオススメの食べ方も紹介!

【医師監修】こちらの記事では妊婦さんは毎日納豆を食べてもいいのか、食べ過ぎた場合の影響、納豆に含まれる栄養素や効果を紹介しています。妊婦さんが注意すべき納豆と他の食材との食べ合わせや、妊娠中につわりがひどい妊婦さんにオススメの納豆の食べ方・レシピも解説しましょう。

Contents
目次
  1. 妊娠中に納豆を毎日食べても大丈夫?
  2. 妊婦さんが納豆を食べすぎるのは悪影響?
  3. 納豆にはどんな栄養素が含まれている?効果は?
  4. 妊婦さんが注意すべき納豆と他の食材との食べ合わせは?
  5. つわりがひどい妊婦さんにオススメの納豆の食べ方・レシピ5選
  6. 妊娠中に納豆を食べてた?〜先輩ママの体験談〜
  7. 妊婦さんには納豆がおすすめ!

妊娠中に納豆を毎日食べても大丈夫?

納豆は多くの日本人に愛されている発酵食品です。特に納豆は栄養豊富なことが特徴で、多くの栄養を必要とする妊婦さんにとって積極的に取り入れたい食品と言えるでしょう。妊娠中には食べ物の好みに変化が出る人も多く、揚げ物が食べたくなったりトマトばかり食べたくなる、と言う人もいます。

食べ物の好みの変化に応じて納豆ばかり食べたくなるかもしれませんが、毎日納豆ばかり食べるのはおすすめできません。栄養豊富な納豆ですが、毎日食べると栄養が偏ってしまいます。また納豆は肉や卵と同じたんぱく質ですので、一緒に食べるとたんぱく質を摂り過ぎてしまうことにもなるのです(※1)。

ひとつの食べ物ばかりを食べ過ぎてしまえば、栄養が偏り体に悪影響を及ぼすことになるので注意しましょう。

(つわりでご飯を食べられない時の対処法については以下の記事も参考にしてみてください)

つわりでご飯を食べられない…!対処法は?食欲がない時の過ごし方を解説!

妊婦さんが納豆を食べすぎるのは悪影響?

納豆を食べることそのものについては、妊婦さんへの悪影響はありません。しかし、食べ過ぎている場合は注意が必要です。ここからは、食べ過ぎてしまった場合に納豆が妊婦さんに与える悪影響を紹介していきます。

イソフラボンの摂り過ぎ

納豆は大豆を発酵させた食品です。その大豆には「大豆イソフラボン」という成分があります。毎日食べてイソフラボンを摂り過ぎることでホルモンバランスが乱れたり、胎児やママの体にも良い影響を与えないことがわかっています。また、乳がんの発生を高める可能性があるとも言われているのです(※1)。

大豆イソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」のような働きをする特徴があり、若々しさや肌をいきいきと保つなど女性に嬉しい効果があります。一日2パックくらいは食べても問題ありませんので、摂り過ぎないように注意してバランス良い食事を心がけましょう。

リエ先生

産婦人科医

納豆に限らず、どのような食材も食べ過ぎはよくありません。バランスよく、色々な食べ物を食べるようにしましょう。また、納豆のタレには塩分が含まれているため、血圧を注意されている人は気をつけましょう。

(妊婦のイソフラボンの摂取量については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の豆乳はNG?胎児に影響が?イソフラボンの摂取量に注意!

塩分やカロリーの摂り過ぎ

納豆には小分けの醤油が付いていることが多いですが、味が濃くついていますよね。つまり、塩分も多いといえるでしょう。毎日納豆ばかり食べ過ぎていると塩分の摂り過ぎになってしまいますので、注意が必要です。塩分が気になるママは、納豆を食べる時の醤油の量を調節するといいでしょう。

また、栄養豊富な納豆は意外と高カロリーです。納豆1パックのカロリーは約100kcalなので、ご飯1杯分のカロリーと合わせると350kcal~400kcalくらいになり、毎日食べ過ぎれば太る可能性もあります。妊娠中は体重管理も必要になりますので、食べ過ぎには注意して下さいね。

納豆にはどんな栄養素が含まれている?効果は?

納豆は栄養豊富な食材ですが、具体的にはどのような栄養が含まれているのでしょうか。ここからは、納豆の栄養素やその効果について紹介します。

(つわりに効く飲み物については以下の記事も参考にしてみてください)

つわりに効く飲み物は?市販飲料や生姜湯などおすすめ10選!体験談多数

たんぱく質・脂質

納豆には良質なたんぱく質が豊富で、9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれています。筋肉や皮膚、内臓や血液といった体を作るための大切な成分です。また納豆には脂質も含まれており、体を動かすためのエネルギー源になります。