妊娠検査薬は陰性だったのに生理がこない!理由は?妊娠の可能性も?

【医師監修】生理がこないと、妊娠かも!と期待しますよね。期待したのに検査薬は陰性でがっかり、なのに生理がこないまま…そんな人もいるのではないでしょうか。検査薬が陰性でも妊娠している事もあれば、思わぬ病気が潜んでいる場合もあります。今回はその原因を詳しくご紹介していきます。

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専門家監修
島袋史
ゆいクリニック(沖縄市)院長。琉球大学医学部卒業。「生まれてからもずっと結ばれていたい」という母と子の想いに応えることが出来るような、祝福に満ちた場を創りたいという想いの下、・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠検査薬は陰性なのに生理がこない!
  2. 妊娠検査薬は陰性なのに生理がこない原因は?
  3. 陰性でも妊娠している可能性は?
  4. 妊娠検査薬は陰性だったのに妊娠していた
  5. 陰性でも生理がこないのは病気が潜んでいる!?
  6. 陰性でも生理がこない時の対処法
  7. 妊娠検査薬について
  8. 生理が2ヶ月以上こない場合は病院で相談を!

女性ホルモンはストレスに敏感。精神的な疲れやストレスが原因で生理が止まるのはよくあることです。ストレスを溜めないことが一番ですが、現代社会では難しいかもしれませんね。休みの日はゆっくり過ごしたり趣味や遊びに時間を使うなど、ストレスと感じている原因から距離を置くことが大切です。自分なりのストレス解消法を探してみましょう。

適度な運動を心がける

出典:https://www.pinterest.jp/pin/409898003585948764/

生理中は子宮内から余分なものを排除するために子宮が広がります。そして生理が終わり子宮の中が綺麗になるとまた元の大きさに戻ります。運動不足だと、この収縮運動がうまくできません。適度な運動で子宮を柔らかくしてあげましょう。運動はストレス解消にもなり一石二鳥です。

ハードな運動ではなく軽いジョギングやエクササイズ、ヨガなどが効果的でしょう。特にヨガは呼吸を深くし自分自身と向き合えるので、ストレスが原因の生理不順にも良いですね。

妊娠検査薬について

現在は様々なメーカーから妊娠検査薬が販売されています。インターネットで海外製品がお手頃価格で販売されていて購入される方も多いようですね。妊娠検査薬は使用方法や時期を守らないと、正しく反応しない人もいます。ここでは妊娠検査薬について使用方法や使用時期など詳しくご紹介していきます。

妊娠検査薬とは?

妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンに反応します。hCGは着床すると分泌量が徐々に増えていき、hCGの値が尿中で50mIU/ml以上になると妊娠判定が可能になる検査薬が多いようです。

妊娠検査薬は生理後いつから使えるの?

妊娠検査薬は生理開始予定日の1週間後から使用できるものが一般的です。妊娠すると分泌されるhCGが50mIU/mlを超えるのがだいたいこの時期だからでしょう。妊娠周期で言うとおおよそ妊娠2ヶ月に入る頃です。しかしこれも個人差があり、生理予定日から1週間超えても反応しない人もいれば生理予定日頃に反応する人もいます。

最近では生理予定日当日から使える早期妊娠検査薬も販売されています。hcgが25mlIU/mlくらいで陽性反応を示すことができる検査薬です。

妊娠検査薬の陽性と陰性の仕組み

先にも説明しましたが、妊娠検査薬はhCGホルモンに反応して陽性か陰性かを示します。陽性に反応しない人は陽性になるまでのホルモン量がなかったという事です。フライング検査をした時は陰性反応がでて何日か後に再検査すると妊娠していたという人がいるのはこのためですね。使用時期をきちんと守って検査することがとても大切なのです。

異常妊娠の場合は妊娠検査薬が陰性になることも

陽性に反応しない人の場合、異常妊娠の可能性もあります。子宮外妊娠(子宮内膜以外の場所で着床してしまうこと)や胞状奇胎(細胞が異常増殖を起こす病気)がこれにあたります。妊娠検査薬で陰性反応がでても生理がこない場合や、あきらかに生理とは違う出血、吐き気や腹痛などの症状が現れた場合はすぐに病院を受診しましょう。

島袋史

産婦人科医

子宮外妊娠や胞状奇胎でもhCGは分泌されるので、妊娠検査薬は陽性になります。

妊娠検査薬の正確率は?