胎動が激しい時の対処法は?男の子・女の子、性格もわかる?

【医師監修】妊娠中、胎動を感じると元気な赤ちゃんの存在を実感できて嬉しいですね。しかし、中には痛みを感じる程激しい胎動に悩むママもいます。ここでは、胎動が激しい時の対処法、また、胎動の激しさから赤ちゃんの性別や性格がわかるのかどうか説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 胎動とは?
  2. 胎動の感じ方の変化
  3. なぜ激しい胎動がおこるの?
  4. 胎動が激しいママたちの悩み
  5. 激しい胎動への対処法
  6. 激しい胎動は男の子?性別はわかる?
  7. 胎動の激しい赤ちゃんの性格は
  8. 激しい胎動と発達障害の関係
  9. 激しい胎動、パパの反応は?
  10. 胎動が激しくても心配しないで

なぜ激しい胎動がおこるの?

妊娠5ヶ月目〜6ヶ月目、7ヶ月目〜8ヶ月目、9ヶ月目の期間中、7ヶ月目が胎動の一番激しい時期と言われています。また、9ヶ月目には胎動時にお腹を押す赤ちゃんの体の形がわかることもあります。一体なぜこういった激しい胎動が起こるのでしょうか?

赤ちゃんが色々な動きを試している

妊娠5〜6ヶ月目以降には赤ちゃんの体も成長し、動きが多彩になってきます。妊娠5ヶ月目から6ヶ月目のまだ胎動を感じたての頃は、ポンポンと軽く、赤ちゃんがお腹の壁を触れているような刺激を感じることが多いです。

妊娠7ヶ月目〜8ヶ月目はぐるんぐるんと体を回転させたり、9ヶ月目には手や足を子宮の壁に向かってぐにゅーと伸ばしてみたりしているのがわかりますね。こうして赤ちゃんは様々な動きをママのお腹の中で試しているのです。

赤ちゃんの身体能力の発達

妊娠6ヶ月目から9ヶ月目にかけて、赤ちゃんの身体能力は毎日発達していきます。筋力が強くなるのと同時に、心臓や血管などの循環器のシステムも成長します。そのため、より良く機能するようになっていくのです。こうした赤ちゃんの体の発達のおかげで、胎動もより強くなります。激しい胎動は赤ちゃんが元気に運動している証拠ですね。

胎動が激しいママたちの悩み

「胎動が激しすぎて痛い…」といった悩みを持つママは数多くいます。「こんなに胎動が激しいのは赤ちゃんが苦しいから?」と心配に思ってしまうママもいるかもしれません。また、胎動が起きたはずみに尿が少し漏れてしまうなどなど、ちょっと人に言いづらい悩みが生じることがあります。ここでは、激しい胎動に困ってしまうママの声を紹介します。

(胎動については以下の記事も参考にしてみてください)

胎動が痛い!妊娠後期に激しいと破水もある?赤ちゃんの影響は?

激しい胎動は赤ちゃんが苦しんでいる?

赤ちゃんがお腹の中で激しい動きをみせるのは「ひょっとしてもがいているのかも?」と不安になるママもいるかもしれません。しかし、これは全く心配いりません。赤ちゃんが本当に苦しい時は、激しく動く体力などないからです。逆に、胎動が激しいのは赤ちゃんが元気にしている証拠なのです。安心して、リラックスした気持ちで赤ちゃんの胎動を感じましょう。

激しい胎動で尿もれが…

妊娠7ヶ月目から9ヶ月目にかけてお腹が大きくなってくると、トイレが近くなるママが多いですね。その主な理由は、大きくなったお腹により、膀胱が圧迫されてしまうからです。それに加えて赤ちゃんの胎動により膀胱に刺激が加わると、尿もれをしてしまうこともあります。

尿もれの悩みはなかなか人に相談しづらいですよね。尿もれは、骨盤底筋を鍛えることで、ある程度予防することができます。色々なエクササイズの方法があります。その中でも簡単な方法として、腹式呼吸があります。

尿もれを予防する腹式呼吸の方法としては、まず、姿勢をまっすぐにします。それから、おしっこを我慢するように膀胱付近に力を入れます。力を入れ続けながら、お腹の空気を絞るように息を吐きましょう。全部息を吐いたら、下腹に入れていた力を緩め息を吸いましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠中の妊婦さんの訴えのうち、尿漏れは非常に頻繁に起こり得ます。 妊娠中に尿もれが起こる機序は、上記のごとく、赤ちゃんの胎動により膀胱が刺激されることが原因です。 注意が必要なのは、尿もれと破水との区別がつきにくいということです。 どちらかわかりにくい時は、必ずかかりつけ産婦人科医を受診する様にしましょう。

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