妊婦は痔が痛い!出血も?妊娠中の痔の原因と予防・治療薬は?
【医師監修】妊娠中に痔になる人やもともとあった痔が悪化してしまう人は意外と多いそうです。恥ずかしいからと、お医者さんに相談できない人も。しかし妊娠中のトラブルに加えて痔が痛いとなるとつらいですよね。今回はそんな妊娠中の痔の原因と予防、治療薬についてご紹介します。
慢性裂肛の主な症状は急性裂肛と同じような痛みや、トイレットペーパーに血が付くことなど同じです。
— 切れ痔対策.COM (@kouheiking) September 15, 2017
切れ痔の症状としては「排便時に痛いと感じる」「排便後血がついている」また「便が細くなってしまう」ことがあります。排便後に出血をしていたら切れ痔の可能性を疑いましょう。また切れ痔を繰り返し発症することで「肛門狭窄・肛門潰瘍・肛門ポリープ」などの病気を引き起こすことがあります。
妊娠中の痔の症状【あな痔(痔ろう)】
直腸と肛門の間には、「歯状線」というくぼみがあります。ここに潰瘍ができて進行すると、肛門の筋肉である「括約筋(かつやくきん)」に穴があいて膿が出てきます。このことを「痔ろう」といい、「あな痔」とも呼ばれています。
— スパーク (@spark69) May 11, 2018
あな痔の症状としては激しい痛みがあります。また肛門付近が腫れ、膿が出ます。38度以上の発熱をすることもあります。
妊娠中は痔にならないようにすることが大切!痔の予防法!

一度なるとなかなか厄介な痔。痛みと戦うのもつらいですよね。そのため、まずは痔にならないよう「妊娠中も予防を心がける」ことが大切です。また、もともと痔をもっている妊婦さんも、妊娠中に悪化させてしまわぬよう、日頃からケアすることが大事ですね。では、どんなことで妊娠中の痔や痔の悪化を予防できるのか紹介したいと思います。(※2)
妊娠中の痔の予防法【便秘にならないようにしよう】

便秘を予防するためには「ところてん」「こんにゃくゼリー」「海藻類」など、特に水溶性食物繊維を多く含むバランスの良い食生活をすることです。また、適度に運動をおこない、便意を感じたら「我慢をしない」「決まった時間にトイレに行く」「規則正しい生活リズムを保つ」ことも大切ですね。
バランスの良い食生活や、適度な運動は便秘予防だけではなく、お腹の赤ちゃんにとってもいい影響を与えますよね。また、ストレスを溜めてしまうことで便秘となることも。ストレスを溜めないよう、気分転換も忘れないようにしましょう。
増田 陽子
内科医
水溶性食物繊維はあまり力まずに便を出すことが出来ます。
(妊娠中の便秘の解消法については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠中の痔の予防法【下半身を冷やさないようにしよう】
下半身の冷えから、痔の原因となる「便秘を引き起こす」ことがあります。ですから下半身を冷やさないように気をつけましょう。例えば、入浴の際に「湯船につかったり」「半身浴をする」ことで体を芯から温められ、身体の血流がよくなります。リラックスもできて一石二鳥ですね。
また冬場ですと、冷たいトイレの便座に座っていることでお尻の筋肉が緊張し、排便がしずらくなってしまいます。トイレ暖房機や、便座カバーなどで便座を温かくする工夫をして、お尻の筋肉を緊張させないようにしましょう。
妊娠中の痔の予防法【立ちっぱなし、座りっぱなしにならない】

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