妊婦は肩こりがひどい?頭痛や腰痛も一緒にくる?原因と解消法!体験談も

【医師監修】多くの妊婦が「肩こり」「頭痛」「腰痛」を経験します。特に「肩こり」は起こりやすく、その「肩こり」が「頭痛」につながることもあるのです。ここでは妊婦の「肩こり」の原因と解消法をご紹介します。つらい症状を解決して、快適なマタニティライフを手に入れましょう。

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専門家監修
増田 陽子
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、・・・
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Contents
目次
  1. 妊婦は肩こりがひどくなる?
  2. 原因を追及して症状を緩和させよう
  3. 自分でできる肩こり解消法
  4. 妊婦が気を付けるべき姿勢
  5. 妊婦のストレス解消法
  6. 自分で対処しても肩こりがよくならない
  7. 妊娠中の肩こり体験談
  8. 妊娠中の肩こりは我慢せずに早めの対策を

妊娠中はストレスがたまりやすいです。妊娠中はできるだけリラックスして過ごすしましょう。産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、ゆっくり過ごすのは難しくなります。一人でゆっくりできるのも今のうちです。深呼吸をしたり、湯船にゆっくり浸かったり、リラックスして過ごしましょう。

増田 陽子

内科医

ただ仕事が好きな人や家事が好きな人は休むのもストレスになってしまいます。ですので、7割普段の生活を行うように心がけ、3割は休むようなイメージで行ってみてください。

肩こりに効く呼吸法

心が不安定な状態だと呼吸が浅くなります。「深くゆっくりと」を意識して呼吸をしすることで心が落ち着きます。ストレスを感じた時は深呼吸をしてみましょう。

肩回りの筋肉をほぐすのには「腹式呼吸」がおすすめです。「仰向けに寝て大きく呼吸する」だけで腹式呼吸をすることができます。息を吸った状態でお腹が膨らみ、息を吐くとへこめば上手にできている証拠です。1分やるだけでも、筋肉ほぐし効果が期期待できます。


増田 陽子

内科医

腹式呼吸は大変良い呼吸法です。しかし、妊婦さんがやり方を間違えて行うと、血圧が上がってしまいます。ですので、苦しいときや圧迫感がある場合には、無理をせずに行える範囲にしてください。

(妊娠中のストレスについては以下の記事も参考にしてみてください)

臨月にイライラしやすい原因は?妊娠後期の情緒不安定の解消法は
マタニティブルー妊娠中の症状とは?産前産後いつからいつまで?

自分で対処しても肩こりがよくならない

「体操やマッサージも試したけれど、全然効果が得られない!」という場合は、専門家の力を借りましょう。妊娠中の肩こりに対応できる施設は少ないですが、妊娠中のマイナートラブル解消に特化したサービスが全くないわけではありません。困った時はぜひ利用してみましょう。

妊婦でもできるマッサージ

一般的なマッサージ店は「妊婦さんお断り」とされているところが多いようです。やはり通常の状態ではない妊婦を施術して万が一何かあった場合、責任が取れないからというのは大きいようですね。

しかし、妊婦を専門的に受け入れているマッサージ店もあります。安定期に入った4~5か月頃から36週くらいまで施術可能です。お腹の大きい妊婦でも辛くない体制で受けれる工夫がされています。また、刺激してはいけないツボの知識もきちんと把握されているため安心です。

産科、整形外科で相談

「体操やマッサージなどを試しても、肩こりや腰痛などの症状が改善されずつらい!」そんな場合は、かかりつけの産婦人科で相談してみましょう。市販薬の中には、赤ちゃんに悪影響があるものもあります。しかし病院なら妊婦でも使える薬を処方してもらえるかもしれません。

妊娠中の肩こり体験談

様々な不調が現れるのが妊娠中です。肩こりに関してはどのような症状があるのでしょうか?妊婦の体験談を紹介したいと思います。