妊婦は辛いものはNGは「ウソ」!ただ注意点も!胎児や流産に影響は?
【医師監修】妊娠中は食べたいけど食べたらいけないのではないかと気を使う一方で、妊婦になると辛い物が無性に食べたくなる人は多くいます。でも、辛いものって刺激があるから妊婦が食べてはいけないイメージがありますよね。そこで、妊娠中に辛いものを食べた時の影響をご紹介いたします。
妊婦が辛いものを食べる時の注意点
辛口のカレーは胃に刺激を与えて胃痛を起こしてしまうだけでなく塩分量が多いです。甘口か中辛を選ぶようにしましょう。ちなみに唐辛子よりも辛いとおなじみのハバネロは、刺激が強すぎ胃痛を起こす危険があります。医師も妊婦さんが食べることはオススメしていません。
辛さを和らげるために妊婦さんが水を飲みすぎてしまうと、むくみの原因に。かといって水をまったく飲まないのは、水分不足の心配があるためオススメできません。水分補給のお水は常温がオススメ。身体を冷やさずに飲むことができますよ。
妊婦が辛いものを食べることで体に良い影響はある?
妊婦さんが辛いものを食べるリスクばかりをご紹介してきましたが、妊娠中でもちゃんと適量と食べ方を守って食べれば良い影響もあります。
辛いものを食べることによる妊娠中の良い影響をチェック
唐辛子には血行を促進する効果があります。血行の流れが良くなると新陳代謝が活発に。妊婦さんの大敵である冷えを防止し、便秘、腰痛、お腹の張りの防止につながります。また香辛料も唐辛子と同様に、身体を温め代謝を活発にしてくれるでしょう。
香辛料にはわさびのほか、しょうがも含まれています。しょうがは妊娠中のつらいつわりの吐き気を抑えてくれますし、食欲の増進効果が。つわりで苦しんでいる妊婦さんは、ぜひ食べていただきたい辛い食べものです。
また、香辛料には発汗作用があるため体温調節ができるようになり、老廃物も外に出る効果があります。妊娠中はホルモンバランスが異なるためお肌への影響が出てきますが、辛いものを食べて汗をかけば美肌効果も。このように辛い食べものはうまく取り入れれば、妊娠中の健康維持に役立つ食べ物なのです。
妊娠中はOK!でも、出産後は辛いものを避ける
妊婦が辛くておいしい料理を食べるのは、量に気をつければ大丈夫。一方で産後は避けた方が良いです。妊娠中でも辛いものを変わらず食べている韓国人たちですら、赤ちゃんにお乳をあげる産後はキムチを食べないようにしています。
赤ちゃんにあげるお乳は、ママの食べたものが成分として含まれると言われています。辛いものを食べてしまうと辛いものに耐性がない赤ちゃんに、その刺激成分が母乳を通して運ばれる可能性があるのです。産後は辛いものを食べたくても我慢するようにしましょう。
(妊娠中に摂りたい栄養や食事については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠中におすすめの辛いものメニュー
妊娠中に辛いものを食べるとしたら、どんな物を食べたら良いのでしょうか。妊娠中におすすめのメニューをご紹介いたします。
妊娠中は香辛料で味付け
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