【医師監修】妊娠16週の妊婦・胎児の状態は？安定期に突入！症状や注意点！

妊娠16週になると妊婦健診で子宮底長という子宮の大きさを測定するようになります。妊娠16週の子宮の大きさは幼児の頭くらいの大きさになっていますが、出産までに倍ほどの大きさになります。妊娠16週の妊婦さんのおなかは下腹部が少しふっくらしているくらいの大きさですが、おなかの出かたには個人差があり、なかには妊娠16週にも関わらず妊娠後期と間違えられるほどおなかが出過ぎて心配という妊婦さんもいます。

●妊婦さんの身長や体の大きさ
●赤ちゃんの大きさ
●骨盤の形・大きさ
●羊水の量
●おなかの筋肉量

これらの要因により、妊婦さんそれぞれおなかの出かたが変わってきます。妊娠16週なのにおなかが出ない？出過ぎ？など心配する必要はありません。

妊娠16週頃は妊娠経過が正常であればおなかが頻繁に張るということは起きない時期なので、下記のようなおなかの張りには注意してください。


●おなかの張りを短い間隔で感じる
●おなかが張り出血をした
●1時間に8回以上のおなかの張りがあった
●張りが続く

妊娠16週のおなかの張りは甘く考えず、気になる場合は病院へ行き診察を受けましょう。

妊娠16週のおなかの張りは切迫早産のサインかもしれません。おなかの張りを感じる頻度が多かったり、おなかの張りが強い場合は自己判断せずに病院を受診しましょう。（※4）

妊娠中になりやすい便秘によっておなかの張りが起こることもあります。妊婦さんが便秘をしていておなかの張りを感じる場合は1日に2リットル以上の水分補給と食物繊維を多く含む食事を心がけましょう。

その他に横になって安静にしてもおなかの張りがおさまらない、痛みが続くという症状の場合には病気が原因の可能性があり危険なので病院を受診しましょう。

(妊娠中期のおなかの張りについては以下の記事も参考にしてみてください。)

妊娠16週の赤ちゃんの大きさは平均で110～140㎜ほど、重さは60～120gです。この時期から赤ちゃんの成長に差が出てくるため、赤ちゃんの大きさが基準からはみ出過ぎず健診で医師に問題ないと言われていれば特に心配はありません。（※5）