妊婦体操で腰痛や便秘を解消!妊娠周期別の効果的なストレッチ方法!

【医師監修】妊娠中はさまざまな変化が体に起こります。妊娠中の腰痛や便秘に悩まれる妊婦さんも多いですよね。妊婦体操は教室に通わなくても気軽に自宅でできる体操で、気分転換にもつながります。今回は腰痛や便秘を解消する方法や妊娠周期別の効果的なストレッチ方法をご紹介します。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊婦体操ってなに?
  2. いつから妊婦体操を始めていいの?
  3. 妊婦さんはどうして腰痛や便秘になりやすいの?
  4. 妊娠中の腰痛の原因
  5. 妊娠中の便秘【主な原因とは?】
  6. 妊婦体操で腰痛や便秘が解消される?
  7. 妊婦体操を行うときの注意点
  8. 妊娠周期別の効果的なストレッチ方法【妊娠初期から臨月まで】
  9. 腰痛や便秘を解消するため、妊婦体操以外にもできること
  10. 楽しく妊婦体操を続けよう

猫ポーズのストレッチは床に両手をつき「四つん這い」になります。息を吐きながら腹筋をしめ、頭を下げておへそを見るように背中を丸めます。息を吸った後、息を吐きながら腹筋を緩めます。その後顔を上げて胸を張り、体の重心を前に移します。これを「ゆっくり5から10回」ほど繰り返していきます。

妊娠後期(妊娠28~39週)の体操(臨月)【骨盤を中心に】

妊娠後期はお腹も大きくなってきて腰も重くなってきます。そのため背中と骨盤をつなぐ筋肉を鍛え、骨盤を正しい位置に矯正することも大切です。妊娠後期には「腰回しの運動」「骨盤矯正ストレッチ」がおすすめです。

腰回し運動は両手を腰に当てて「肩幅」に足を開きます。おへそを正面に向けたまま、顔や肩を動かさないように右から大きく腰を回します。次に左に回します。これを「10回」ほど行いましょう。

骨盤矯正ストレッチはまっすぐと立ち「片足を前に出し膝を曲げ」ます。かかとはしっかり床に付けてもう片方のふくらはぎを伸ばします。これを「10回」ほど繰り返します。

増田陽子

内科医

妊娠後期は意外にも「ぎっくり腰」になりやすい時期です。なので、無理のない姿勢で、体を温めながら気持ちよいくらいの強度で行ってください。

腰痛や便秘を解消するため、妊婦体操以外にもできること

腰痛や便秘を「解消」するのに妊婦体操は効果的ですが、腰痛や便秘の症状を「軽く」する方法で妊婦体操以外に出来ることがあります。

骨盤ベルトの活用

「骨盤ベルト」は緩んだ骨盤を支えてくれるため、病院や助産院でもおすすめされています。骨盤を整えると腰痛も軽くなります。また骨盤ベルトは「産後」も使用できるため一つ持っていると便利です。

リラックスすること

ストレスは便秘の原因にもなるため、妊娠中はなるべく「リラックス」するよう心がけましょう。実は「お風呂」に入ることもリラックスになります。体を温めることは便秘解消にも繫がるのでおすすめです。臨月時、湯船に長時間入れないという時には蒸しタオルを顔や肩に置いてリラックスするのも良いでしょう。

楽しく妊婦体操を続けよう

腰痛や便秘解消、骨盤の矯正のために「妊婦体操」は大切です。しかし1番は妊婦さんが楽しく体操を行うことです。無理に毎日行おうとせず、楽しく妊婦体操をやってみてくださいね。きっと辛い症状が緩和されていきますよ。