陣痛待ちの不安解消!陣痛が来ない理由や陣痛を促す方法など!体験談も

【医師監修】出産予定日が近づいたり過ぎたりしても陣痛の兆候がないことがあります。そんな陣痛待ちが続くと、いつ来るのか不安になりますね。陣痛がこない理由と起こす方法を知って、できることからやってみて、陣痛待ちもリラックスして乗り切れるようにしましょう。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 陣痛待ちって不安!陣痛を起こす方法を知りたい
  2. 陣痛の基礎知識:いつ起こる?なぜ起こる?
  3. 陣痛がこないのはなぜ?考えられる3つの理由
  4. 陣痛を起こす方法1. 運動編
  5. 陣痛を起こす方法2. マッサージ・ツボ押し編
  6. 陣痛を起こす方法3. リラックス・ジンクス編
  7. こうしたら陣痛が来た!陣痛待ち体験談
  8. 陣痛がこない場合に病院でする医療措置
  9. 陣痛待ち経験者からのアドバイス
  10. 一人の時間もあとわずか!陣痛待ちも楽しんで乗り切ろう

陣痛待ちって不安!陣痛を起こす方法を知りたい

臨月に入り出産予定日が一日また一日と近づいてくると、いつ陣痛が来るのか、どんな感じなのかとドキドキしますね。初産は遅れやすいと言われますし、経産婦でも予定日を超過することがないわけではありません。予定日が過ぎると「まだなの?」とだんだん落ち着かず、不安や焦りがイライラに変わっていってしまうこともあるでしょう。

陣痛がいつ来るかは、基本的にはお腹の中の赤ちゃん次第とされています。しかし陣痛を起こすためにママにできることもいろいろあるのですよ。産院でも臨月に入ると教えてもらうことがあるのではないでしょうか。今回ご紹介する方法は、それらと合わせて無理のない範囲で生活に取り入れてみてください。

(陣痛を起こす方法については、以下の記事も参考にしてみてください)

陣痛促進剤とは?副作用やリスクは?保険はきくの?費用はどのくらい?

陣痛の基礎知識:いつ起こる?なぜ起こる?

陣痛を起こす方法について考えるために、まずは陣痛についての基本的な知識を簡単に知っておきましょう。陣痛はいつ起きるのが望ましいのでしょうか?どのような条件が揃えば起こるのでしょうか?簡単にご説明します。

陣痛とは

お腹の中の赤ちゃんが成長し生まれてくる時には、子宮の外に赤ちゃんを押し出さなくてはなりません。そのために子宮が収縮し、それに伴う痛みを陣痛と言います。はじめから強い痛みが来るわけではなく、不規則なお腹の張りや痛みとして感じられていたものが、だんだんと時間間隔が規則的に変化していくでしょう。(※1)

陣痛の間隔が10分程度になったら産院へ行くタイミングと言われている人は多いようです。しかし、そこから赤ちゃんが生まれるまでにかかる時間は人によって異なります。初産の場合は平均で約12時間くらいかかるとされていて、もっと長くかかる人もいれば、2~3時間で生まれるというケースもあるでしょう。

陣痛待ちはいつまで?41週までが正期産

臨月は36週からですが、正期産は妊娠37週から41週です。赤ちゃんの臓器の発育や体の機能が整う頃であるため、この時期に生まれてくると外の世界で順調に生活できるとされています。出産予定日は40週0日であるためその前後に陣痛が起こることが多く、41週までに陣痛が来る人の割合は95%です。

陣痛が起こるメカニズムとは

陣痛が起きるとき、妊娠を継続するための子宮収縮を抑えるホルモンよりも、陣痛を促進するホルモンがよく働くようになります。この状態が起こるきっかけや理由、いつ起こるのかは明らかになっていません。胎児の大きさや子宮内の環境などによって陣痛が起こると考えられますが、はっきりとした条件は解明されていないのです。

陣痛がこないときに「赤ちゃんがまだお腹にいたいのかな」と言われることがあるかもしれませんが、それも陣痛がこない理由として間違いではないのかもしれませんね。

リエ先生

産婦人科医

陣痛がどのようにして起こるのかははっきり分かっていません。健診で頭が下がっていないと言われても、その晩に破水したり陣痛が来ることはあります。赤ちゃんを信じてその時を待ちましょう。


(陣痛については、以下の記事も参考にしてみてください)