福井の方言＆かわいい福井弁一覧！地元民の会話【動画】も！語尾が特徴的？

大ヒット映画「チアダン」が話題になったのは、「チアダン」（チアダンとはチアダンス）の物語が実話で、その後もTVドラマ化されたり全米チアダンス選手権大会で優勝するという奇跡の感動を呼んだからです。それだけではなく「チアダン」の舞台となった福井県や福井弁そのものが物語の背後にあって、大ヒットを後押したからだと言えます。

チアダンとは、実在する「JETS」（福井商業高等学校）のチアリーダー部のことで、映画やTVドラマ「チアダン」のモデルになった方たちのことです。彼女たちの統制と規律のとれたチアダンの演技は、全米チアダンス選手権大会で優勝を目指すために、いかに厳しい練習を積んだのかが良くわかります。その基本には「あいさつ」を大切にしていました。

このチアダン「JETS」の美しい演技は、単に「スポ根（スポーツ＝根性）」の結果として達成されたのではありません。むしろ福井弁ならではの言葉によるコミュニケーションのチカラによって達成されたと言えます。あいさつから始まりあいさつで終わる。福井弁が苦しい練習の慰めや励みとなって彼女たちの演技を支えてきたのです。

JETSを優勝に導いたのは、五十嵐裕子先生のあいさつへのこだわりと徹底した厳しい指導法にあります。生徒たちの生活態度を変え、思い立った行動力が人を変えるとその信念で指導しました。甲子園に常連で出場する野球部を見習って、あいさつの大切さに気づき練習の中に取り入れたのです。大声であいさつする習慣を生徒たちに身に付けさせたのです。

チアダンの物語が受けたのは、厳しい練習とともに福井弁が大きく貢献しています。福井弁はトレンドに敏感な女子高生たちの言葉文化にかなりマッチしやすかったのではないでしょうか。事実、その流れで福井女子という言葉を生み出したほど、福井弁は、女子が使うと方言や訛り、イントネーションや語尾の伸ばし方などがかわいいという印象を与えました。

「あかん」(ダメの意)おふざけで「おめえ」(お前の意)「ほやほや」(相づちとして)「ほやの」「ほやざ」（そうだね の意）など。人によって使用の頻度や数の違いはあると思いますが。特に、都市部に住んでいる若者は10語程度、福井弁とは知らずに場の雰囲気や気分で使っていたりします。

ここでは覚えておきたい福井弁の例文サンプルを紹介します。言葉はコミュニケーションツールなので、まずは「おはよう、こんにちは、こんばんは」などの一般的な「あいさつ」ではなく、もっと踏み込んで相手と自分の気持ちをやりとりできる例文TOP20です。「あいさつ」や「ありがとうの感謝」に深く根付いた福井の方言を紹介します。

福井弁・方言・訛り: この例文はわかりやすいですね。「はよねな明日起きれんのやざ～」は「早く寝なよあした起きられないよ」意です。この場合の「～やざ」は、「～ですよ。～だよ」に相当します。

福井弁・方言・訛り：「おーきんのう」は、「ありがとう」の意で、「よーけ」によって「（とてもありがとう）こんなにいっぱい、ありがとう（ございます）」と重ねて感謝を強調する意味となります。